”一時保育”とは
”一時保育”とは、その名の通り一時的に子どもを預かってもらう制度のこと。
主に保育園や専門の託児所などで行われています。
週に○回通う、などと決まっている幼稚園や保育園と違って、「この日1日だけ」「この日の10~15時まで」など、短い期間で預かってもらえるのが特徴です。
一時保育を利用する理由は、大きく3つに分かれます。
- 非定型…パートなどの仕事が決まり、一時的ではなく継続的に利用したい場合。
- 緊急型…病気・怪我などで急に入院しなければならなくなったり、冠婚葬祭で遠出しなければならない場合。
- 私的理由型…育児疲れやリフレッシュなど、個人的な理由で子どもを預ける場合。
今回は3の私的理由型、リフレッシュ目的での一時保育についてご紹介します。
リフレッシュ目的で子どもを預ける
通常の保育園でも、「仕事のためとはいえ子どもを預けるのは罪悪感を感じる」という方が多いようです。
「自分のリフレッシュ目的で子どもを預けるなんてかわいそう。」
「親が楽したいだけのわがままだ。」
そんな声も聞こえてきそうですね。
しかしこれはナンセンス!一時保育は、決して悪いものではありません。
一時保育に子どもを預けるメリットをご紹介します。
親のメリット
♥お母さんのリフレッシュ
365日24時間、お母さんは子どもの世話をしています。
産まれてから数年は、気の休まる暇もないでしょう。
夫や家族の手厚いサポートがあったとしても、やはり母の負担は相当なものです。
ホルモンバランス乱れや不規則な生活、そして思い通りにいかない育児で、「育児ノイローゼ」になってしまう方もいますし、最悪の場合は自ら命を絶ってしまうこともありえます。
それを防ぐために必要なのが、適度な息抜きです。
「育児に疲れた、休みたい」
そう思った時が休み時。
プロに子どもを預け、一度子どもとの距離を置いてみるのをおすすめします。
お母さんの心に余裕がないと育児が楽しめず、子どもにとっても良くない方向に。
お母さんのリフレッシュは、子どもにとっても良いことだと割り切って、たまには1人の時間を楽しみましょう。
♥夫婦の時間
子どもが生まれると、夫婦2人の時間はほとんど取れないですよね。
子どもが寝ている間…とはいっても、外出はできませんし、いつ起きるか・いつ泣き出すかと、心の中は子どものことでいっぱいになりがち。大きい声も出せないので、トークもなかなか弾みません。
そんな時に一時保育を利用すれば、夫婦2人の時間を思い切り満喫することができます。
月1、記念日だけ等と決めて利用するようにすれば、日々の生活にもメリハリが出ますよ。
もともと愛し合って結婚した2人。たまにデートをしたって許されます。
夫婦仲がいいと、夫が子育てに協力的になりますし、子どもも楽しい雰囲気を察するので、心の教育にも◎
子どもにとっても良いことなのです♡
子どものメリット
♥幼稚園や小学校の予行練習になる
3歳や4歳になって急に団体行動をしろ、というのもなかなか難しいもの。
それまでにほとんど親と離れたことがないと、最初にかなり苦労をすることになります。
親と離れて他の子どもたちと過ごすことを学べるのは、一時保育の特権ですね。
♥コミュニケーション能力を育てる
普段は両親としかコミュニケーションをしていない子どもにとって、他の子どもや知らない大人と触れ合うことは、本人にとってかなり冒険。
「パパやママは言わないでもわかってくれるのに!」
は他人では通用しません。
早いうちから人とのコミュニケーションを学べば、小学校や中学校での友達作りに役立ちますよ。
♥発想力を育てる
いつも親子で遊んでいると、遊びもマンネリ化していきます。
他の子どもの遊び方を見ていると、「こんな遊び方が!」という発見がたくさんあるもの。子ども同士でも同じです。自分にない発想を見て刺激を受ければ、また違った発想を生みます。
遊び方以外にも、過ごし方や話し方などが自分と人とは異なるので、他の子どもとの交流は、我が子にとって刺激的なものになるのは間違いないでしょう。
最後に
いかがでしたか?
一時保育は「親が楽をしている」と思われがちですが、全くそんなことはないのです。
親にとっても子どもにとってもメリットがあるのが一時保育。
- ストレスがMAXなとき
- 子育てに行き詰ったとき
- 夫との記念日
必要に応じて上手に利用するのが、子育てをより良いものにするコツです。
無理をせず、余裕をもって子育てを楽しんでくださいね♡