「つま先トントン」だとうまく歩けない?
子どもが靴を履く時、足を靴に入れたらつま先をトントンとして足を押し込んでいませんか?
実はこれだと歩きにくくなり、歩き方がおかしくなってしまう危険性があるんです。
ちょっと考えてみてください。
歩く時、地面に最初に下ろすのはかかとですよね。
つま先側を詰めて履いてかかと側に隙間があると、歩き出した瞬間靴がズレます。
サイズの問題もありますが、そのまま歩いていると足が擦れてタコやウオノメができたり、おかしな力の入れ方をして外反母趾や巻き爪になったり、無理に歩くので最終的には身体のゆがみを引き起こしてしまいます。
では、どのように履いたらきちんと履けるのでしょうか?
答えは「かかとトントン」と「締め直し」
かかとから地面に下りるのですから、かかと側を詰めておくためにかかとをトントンするようお子さんに教えてあげてください。
その後かかとを上げたまま、きちんと紐もしくはマジックテープをきつく締め直すようにしてください。
正直、紐やマジックテープを毎回直すのは手間で面倒ですよね。
でも、直さずにスッと脱ぎ履きできるということはスッと脱げてしまいやすい=隙間が開いていて足首が固定されていないということになります。
足首を固定することで足に靴がしっかりと付いてくるので、きれいな歩き方ができるようになりますよ。
「つま先側に隙間があると指が動いて変な感じ」と言われるかもしれませんが、それでいいんです。
足先が詰まっていると足指でしっかり地面を掴むことができず、前に進むための上手な蹴り上げができません。
これからその感覚に慣れていってもらいましょう(^^)
靴をきちんと履かせて歩くのが好きな子に育てよう
歩き始めたばかりのお子さんが家だと歩き回っているのに外だと全然歩かない、という場合は、一度靴の履かせ方や靴のサイズを見直してみましょう。
歩き出したばかりの頃は靴が正しく履けていないとバランスを取りにくいため、露骨に歩くのを嫌がります。
本来なら歩くのが楽しくて仕方ないはずなので、靴を履かせてから靴を触ってみて、足首が固定されているか、つま先側に隙間があるか確認してみてください。
靴の選び方については明日公開の記事に記載しましたのでそちらをご覧ください。
お子さんが足のトラブルで悩むことのないよう、ぜひ正しい履き方を身に付けさせてくださいね。