私の実践 ~「上の子かわいくない症候群」のママたちへ

りょこ りょこ | 2017年06月02日

「上の子かわいくない症候群」をご存知ですか?第二子以降を出産後上の子がかわいく思えなくなってしまう現象のことです。「そんなことあるわけない」と考える人が多いため他人に簡単に話せる内容でもなく、1人で抱え込んで悩んでいるママはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。実際に「上の子かわいくない症候群」を脱出した私が、終わるまでの経緯をご紹介します。少しでも悩んでいるママの心の支えになりますように…。

上の子がかわいいと思えない

2人目を出産し、下の子のお世話でいっぱいいっぱいになると、上の子のことをかまってやる余裕がなくなりますよね。

そこに甘えてきたりワガママを言ったりしてかまってもらおうとする上の子。

 

そんな状況から発生するのが「上の子かわいくない症候群」です。

下の子はプニプニプクプクで何もできず無条件でかわいいのに対し、口が達者になってきて身体も大きくなった上の子。

周りから見ればまだまだ「かわいい」の部類なのですが、当の母親から見ると「うっとおしい子」になってしまうんですよね。

 

私も上の子かわいくない症候群に陥った1人です。

上の子が傷ついていると知りながら怒鳴りつけてしまったり、あまりにしつこいと疲れて無視してしまったり。

悩んで悩んで、ネットで検索して初めて「症候群」と言われる程メジャーなことだと知りました。

私だけではなかったと安心した一方、アドバイスを読みながら「それはわかっているんだけど…」と悩みが全く解決しなかったことを覚えています。

 

なので、こちらの記事ではアドバイスではなく体験談を書きたいと思います。

最近ようやく「上の子かわいくない症候群」を脱した私の体験談をご覧になって、「出口はある」と感じていただけましたら幸いです。

 

始まりは出産後半年頃

出産後数ヶ月は下の子がよく寝てくれたので、上の子にかまっている余裕がありました。

状況が変わったのはほぼ半年後、下の子がだいぶ主張するようになってきて離乳食もそろそろ…という時期でした。

 

急に上の子がかわいく思えなくなりました。

離乳食作りで忙しくなった上に下の子が全然食べてくれないイライラもあったかと思います。

友人に「子どもが2人いたら愛情は半分ずつじゃなくて2倍になるよ♪」と言われていたのに、そんなことは全くなくなり、上の子には半分どころか4分の1も注げていないのではと思えるほどでした。

 

 

最初は若干上の子に冷たくするくらいでしたが、口が達者になってくるにつれて多くなる口答えやイヤイヤに怒鳴りつけてしまうことも多々。

優しくしてやらなければ、でもイライラする、心の余裕がない。

悩んでネットで検索しては体験談を読んで自分だけではないとホッとし、アドバイスで「わかってるよ…」とつぶやく日々。

 

これが約1年前の話です。

 

まずはネットのアドバイスに従ってみた

  • 上の子と2人きりで出かける
  • 上の子を1日1回抱きしめて大好きだと伝える
  • 下の子の世話を手伝ってもらって褒める
  • 下の子と比べない
  • 上の子に少し手間をかけてやれば落ち着く
  • 上の子が小さかった頃の写真を眺める

上記が私がネットで様々なサイトを巡って見かけたアドバイスです。

こちらを順に試してみました。

 

○2人で出かける

こちらの記事のチャイルドマインダーさんに下の子をお願いし、2人で遊園地に行ってみました。

上の子は満足そうで私も少し心の余裕ができたのですが、帰宅すればすぐにいつも通りになるので効果はありませんでした。

 

○1日1回抱きしめて大好きだと伝える

これができるママは軽症だと思います。

私はどうしてもできませんでした。

 

○下の子の世話を手伝ってもらって褒める

たまにオムツを取ってきてもらったりしましたが、イヤイヤが軽くなることはありませんでした。

 

○下の子と比べない

私自身が第一子で「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」という言葉が嫌いだったので、こちらはそもそもしたことがありません。

 

○少し手間をかけてやればおちつく

怒鳴らずに手間をかけてやる心の余裕がありませんでした。

 

○小さかった頃の写真を眺める

「この頃はかわいかったのになぁ…(ため息)」で終わりました。

 

ダメだったので本を読んでみた

ネットの記事はたくさん読んで試したし、カウンセラーに相談というのもなんとなく恥ずかしい、でもなんとかしなければ。

そうなった時にふと思い立って探してみたのが育児本でした。

 

「育児本=母子手帳の延長、育児のマニュアル」と思っていたため、「子育てはどうせマニュアル通りにいかないんだから」と購入を検討したことすらありませんでした。

ですが、他に手段がないから試しに本を読んでみるか…と探したところ、1冊の書籍が気になって初めて育児書の購入に踏み切りました。

 

それがこちらです。

 

男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方 [ 竹内エリカ ]

価格:
702円

(2017/05/10 22:54時点 )

 

女の子の一生を決める0歳から6歳までの育て方 [ 竹内エリカ ]

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702円

(2017/05/10 22:55時点 )

 

我が家は男の子2人なので、「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方」を購入しました。

決め手は各年齢ごとに気をつけるポイントをまとめてあって、全部読まなくても必要なところだけ読めばいい、ということでした。

 

その年齢の性質をまず知って、そこから自分の子に合った解決策を考えたらいい。

そう考えて試しに実践してみることにしました。

 

私も上の子も落ち着いてきた

ネットのアドバイスを試している間に半年以上が過ぎました。

上の子の言葉数が増えて自分の気持ちを説明できるようになり、下の子も歩き出して少し自分で遊んでくれるようになったので、最初の頃とは少し状況が変わってきました。

 

そこで、上の子は3歳後半だったので書籍の3歳のページだけ目を通し、一番気になった「言ったことを繰り返してやると安心して自立する」というものを試してみました。

 

おしゃべり大好きな上の子。

幼稚園から帰宅すると、今日あったことを色々と報告してきます。

重症の症候群の私ですが、オウム返しくらいなら頑張ってみようとやってみました。

 

 

「今日はお絵描きしたよー」「お絵描きしたのかー」「どんぐり描いたのー」「どんぐり描いたかー」

 

このように本当にオウム返しをするだけなのですが、上の子は話をきちんと聞いてもらえていると感じたのか満足そうな顔をするようになりました。

すると、少しだけですが、イヤイヤをする頻度が減りました。

それに比例して私のイライラも減ったので、少しだけ心の余裕ができました。

 

そこで重症から若干軽症寄りにはなったのですが、まだまだ抱きしめることはできません。

 

イヤイヤをオウム返し&理由を求めてみた

しばらくしてからそちらを応用して、イヤイヤをオウム返ししてみました。

 

「○○して」「イヤ!」「イヤ?なんでイヤか教えて?」

 

すると、おしゃべり好きな上の子はなんとかして説明しようとしました。

そこはまだ4歳になったばかりなので答えになっていないことも多いのですが、その理由もオウム返ししてから「それは××だよね。お母さんは○○がイヤなのがわからないんだけど、なんで?」と繰り返しました。

 

最初はうまく話せず、繰り返し答えを問われることがイヤな様子も見せていましたが、話している時は遮らず最後まで聞くようにしていたためか、何かしらきちんと答えるようになってきました。

理不尽な理由も多いのですが、そういう場合は大概眠い時なので、「眠いの?」と聞くと話が終わりました。

 

最大の転機は上の子との本音の話し合い

ある日、上の子をまた怒鳴りつけてしまった後落ち着いたところで「どうしていっぱいイヤイヤするか教えてもらってもいい?」と聞いてみました。

すると、私がとっくに忘れていた出来事をツラツラと、あれがイヤだったこれがイヤだった、だから僕もイヤイヤすることにした、と話してくれました。

 

それに関しては謝り、「お母さんは怒らないように頑張るから、○○はイヤイヤしたくなったらいつもみたいになんでイヤなのか教えてね」と約束しました。

最大の転機は、この話合いだと思っています。

 

そこからは怒鳴らないように頑張りました。

理不尽な理由をつけられて「眠いの?」でも話が終わらずイライラしても、怒鳴ることだけはしないと心に決めて接しました。

すると、イヤイヤして一通り話が終わった後で「○○、悲しいの」と言うようになったので、イヤイヤのお話が終わったらギューすると約束しました。

この時点で、やっと抱きしめることができるようになりました。

 

 

「かわいくない」は脱出しました

現時点で、まだイヤイヤは治まっていません。

4歳になったことで口が更に達者になり、ワガママとしかとれない理由をどんどん口にするようになりました。

でも、先ほどご紹介した書籍の4歳のページにあった「ワガママに屈しない」を守って絶対に折れず、こちらもそれがダメである理由を話して更に言い分を聞いています。

 

でも、「かわいくない」は脱出しました。

上の子が成長して自分の気持ちを言葉で表現できるようになってきたこと、下の子がもうすぐ2歳で「魔の2歳児」になりつつあることが要因だと思います。

「かわいい」まではまだ届きませんが、上の子を尊重できるくらいにはなりました。

 

上の子も、イヤイヤの度にきちんと向き合って理由を問いかけてもらえることで「かまってもらえている」と感じているのか、こちらの代替案に応じることが増え、1回あたりの言い合いの時間が短くなってきました。

 

私の場合は、本音での話し合いと時間が解決してくれた気がします。

この記事に目を通してくださったママの心が、解決までの経緯の一例を知ることで少しでも楽になることを願っています。

 

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