なぜ、子どもは水が怖いのか?を考える
子どもが水が怖いと感じる理由は、「普段と違う環境だから」でないでしょうか。
子どもの多くは、水に浸かった時に強く不安を感じるようです。水の中で自由に動けない時などに沈んでしまいそうだったり、顔に水がかかって目や鼻・口などに水が入りそうになったりと、不安な気持ちでいっぱいになります。
子どもの目線から見ると、「水によって予想していないことが、自分の身に起きている」といったように感じているのではないでしょうか。
顔に水がかかるのが苦手~慎重派の長女~
長女は慎重な性格で、何をやるにも「石橋を叩いて渡る」タイプです。水に対しても同じでとても慎重でした。走ったり・縄跳びを飛んだりといった運動は好きなタイプですが、高い所に登ったり飛び降りたりと地面から足が離れる事に対しては、とても慎重になります。
赤ちゃんの頃から過保護にし過ぎたためかもしれません。気がつけばすぐに「危ないよ」と言っていたような気がします。水に対しては、特に「顔に水がかかる」ことが苦手でした。当然、プールデビューしてもすぐに水に慣れることはありませんでした。
長女泳げるようになる”プール”もう苦手じゃない
出典:Pixabay
プールデビューしたのは3歳の時でした。なかなか顔をつけないので、おかしいと思って長女に聞いたところ、「顔に水がかかるのが怖い」とのこと。そういえば、シャワーの時なども顔に水がかからないようにしています。この時から小学2年生頃まで、長女は水に顔をつけて泳ぐことができませんでした。
しかし、小学5年生となった今では、25mプールでクロールを完泳できるようになりました気がつけば、「水が怖い」が「泳ぐって気持ちいい」に変わっていました。このようになったのには、日常的に気をつけていたことがありました。
水慣れさせるためにした7つの行動
- 顔に水がかかるのが怖いので、シャワーやおもちゃのジョウロでちょっとずつ顔にかけた。
- 自宅で小さなビニールプールを用意して水遊びをさせた。
- 夏は週に1度・涼しい時期には月に1度ほど市民プールに行き、浅い子供用プールをで水に慣れさせた。
- 流れるプールなどに入るときには、安心感を持たせた。
- 顔に水がかかっても大丈夫なようにゴーグルをつけて、沈まないように浮き輪をつけた。
- いつでも掴まれるように保護者が横にいるようにした。
- 段々と深くなる海のような雰囲気のある「造波プール」を利用して、浅いところか少し深いところへ移動しながら、ある程度深さのある場所に慣れるようにした
気をつけたこと
一緒に楽しく遊んだ
プールの中で軽く走りながら追いかけっこしたり、子供用プールで手をついてハイハイのような形でワニさんごっこと称して一緒に移動したりしました。子どもと一緒に遊んであげたことで、不安な気持ちが取り除かれて徐々に水に慣れていったような気がします。
便利だったグッズ
ゴーグル
水中で目を開けても痛くない。圧倒的な安心感があるようです。
浮き輪
泳げなくても溺れない。掴まりどころにもなる頼りになる相棒です。
ヘルパー(両手にはめるタイプ)
小さいうちは、両手が自由になり便利なようです。
ビート板
バタ足で泳げるようになると必需品、泳ぎたい気持ちをサポートしてくれるアイテムです。
耳栓
「耳に水が入るのがイヤ」と言われた時に使用したことがあります。
ラッシュガード
日焼けでヒリヒリするとプールや海が嫌いになってしまいそう。日焼けを上手く予防できます。
水慣れのコツ
一度、水が怖いと感じてしまうと、なかなか水遊びを楽しむのは簡単なことではありません。プールデビューする時には、無理せずに段々と慣れていくという気長に付き合うという心構えが大切ですね。
初めのうちに遊びながら楽しむように水慣れすれば、きっとお子さんは「楽しい!」と感じてくれます。手がかかり大変ですが、一人で泳げるようになるための近道になるようです。
また、体調管理もしてあげることも水嫌いにさせないポイントです。唇が青くなってきたら、体が冷えてきたサインです。「プールに入ったら具合悪くなった」という印象を与えないように、水遊びは終わりにするか休憩を取るようにしましょう。
まとめ
そろそろ夏休みも終わりますが、むしろ水慣れするにはこれからの時期の方がおすすめ!室内の温水プールは夏休みよりは空くので、落ち着いて練習をすることができます。
焦らず急がず丁寧に接していけば、水遊びにプールや海などで楽しく遊べますし、早く泳げるようになるでしょう。そうすれば、ママも一安心できますね。私と同じような経験をされている方がいらっしゃったら、ぜひやってみてくださいね。