元ヘビー級スモーカー
私が独身時代の当時は、職場でもファミレスでも普通にタバコが吸える時代でした。女性でも愛煙家が多く、統計では10人に2人は喫煙者というデータが見られました。
自分が喫煙者なので、実際、身近な喫煙者女性はもっと多く、友人では5人いたとしたら4人はタバコを吸っていました。
中でも私はヘビースモーカー。通勤中の車内や仕事中も特にタバコの制限がなかったため、環境としては吸い放題。睡眠と食事以外の時間は、煙漬けになっていた記憶があります。
当然タバコへの依存度は高く、「今日から禁煙」と即やめられるような状態ではありませんでした。
吸わないママ生活
妊娠・出産を機に禁煙に成功し(禁煙についての詳細は割愛)、タバコ要らずの自分でママ生活がはじまりました。禁煙による禁断症状さえ気にならなければ、金銭的にも時間的にも、それはそれはスムーズな育児ライフです。
例えるなら、それまでの「タバコ・喫煙所・喫煙時間」に縛りから解放されたような気分。
「タバコを理由にひと休み」という時間はなくなりましたが、考えようによってそれはベスト。子どもがいると”喫煙のひと休み”を確保することもままならないものです。自分のペースが乱されなくなるという考え方にシフトできたら、世界はとても過ごしやすく映るはずですよ。
しかも結婚すると正月や行事のたびに、旦那さんの実家に訪問しますよね?タバコ要らずの自分なら、その時点でストレスがひとつ削除!我慢リストの中から「タバコ」がなくなるだけでも、億劫な気持ちが楽になるはずですよ。
「喫煙者」のママ生活
これは実体験ですが、ヘビースモーカーから妊娠出産を経て禁煙に成功し、子育てをしていたある日。とあることがきっかけでたった1口だけ吸ってしまい……。
その瞬間からタバコ復活。
喫煙をぶり返してしまったのです。
禁煙ママの時と比べ、タバコを欲するママ生活はとても不便。
タバコへの依存度が高いほど、ママ生活に支障をきたすと思います。
- ママが喫煙中、子どもから目を離すことになる
- 子育て支援センターや公園に(喫煙できない場所)長時間いられない
- ママ友の集まりや子どものお遊び会や息苦しく感じる
- 幼稚園保育園の行事ごとが、腰が重くなる
- 稼ぎのない主婦に、タバコ代は高すぎる
- 子どもの健康も懸念される
- 母としてタバコの臭いがついてはならないと、気になる
- 子どもの持ち物や衣類にタバコの臭いが付着しないか懸念する
- アンチエイジングを意識する時期なのに、肌荒れや劣化が激しくなる
- 子どもと顔を近づける度に、肺から出るという副流煙や口臭が気になる
わかってはいるけれど、やめられない
これだけ情報があふれている世の中なので、タバコが身体にどれだけ悪影響なのかは、わかっているはずです。それでも自分の意思でコントロールできないのが「吸いたい」という欲求ですよね。
現在、愛煙家の女性たちは「わかっているけれど、やめられない」という状態に苦しんでいるかもしれません。
【禁煙方法のあれこれ】
- 吸いたくなったら運動やシャワーで気を紛らわす
- 家からタバコを全部捨てる
- 電子タバコを利用してみる
- 自分の禁断症状に合った対策を見つける
- 禁煙治療に行く
依存度が高いほど禁煙はとても辛いものです。吸わないとイライラするだけではなく、過食や過眠などの禁断症状に追われることもあります。
不慣れな育児をしながら禁煙に挑戦することは、愛煙家の夫から見ても偉業に見えるとの声もありますね。一方、育児に追われているからこそ吸わないでいられるという「育児禁煙」という方法で成功した人もいるようです。
最後に
「やめたいけれど、なかなかやめ切れていないタバコ」。禁断症状の辛さは、何度も挫折を経験しているので十分理解できます。ただ、一度乗り越えて成功してしまえば「ママライフ」は遙かに楽になるのも体験済。
子育て中の私にとって、「タバコの煙」は
心身を拘束する、手錠や足かせのようなものでしたから。
2017年現在、日本の女性喫煙率は20代で7%、30代で11.5%、40代が13.7%。10年前と比較計算をしてみても、各世代の女性が妊娠、出産、育児をきっかけに禁煙している傾向がうかがえます。
もし少しでもやめられる余地があるならぜひ貫き、その先に見える「楽なママライフ」を体感してみてはいかがでしょう。
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