サンタのお役目は2歳ごろから
初めてサンタクロース役をやったのは娘がクリスマスやサンタさんについて理解し始めた2歳のときだったかと思います。
それ以来、毎年クリスマスが近くなると「サンタさんに欲しいものを伝える手紙を書こうね」と、欲しいものをリサーチし、こっそり用意してイブの晩に枕元に置く。そんなう役目を楽しく続けていました。
これは私も子どものころにやってもらったことで、本当にうれしかったので自分もそうしてやりたいと思ったからです。
ちなみにですが、主人はまったくそういうことをやってもらったことがないそうで、クリスマスは家ではとくに何もしていなかったようです。
ですので主人はサンタ役にはまったく協力してくれませんでした。プレゼントを買うことには反対されなかったので、まあよかったとは思っています。
だんだん大変になっていくサンタさん・・・
しかし、娘が大きなるにつれ、この役目にはだんだんと大変な部分が出てきました。
それはなぜかというと、
■なかなか寝ない!
私は朝が弱い方なので、朝早くに起きてプレゼントを置くというのは自信がなく、それはなるべく避けたいと思っていました。
実際に寝坊してしまって、あとから「これ夕べサンタさんから預かったよ・・・」と渡すはめになるというミスを犯したことも。
娘が寝入ったらサッとプレゼントを置き安心して寝たかったのですが、だんだんと夜遅くまで起きているようになり、それが難しくなってきました。
イブの晩なんてとくにワクワクしてしまって寝られないのはよく分かりますが・・・。
「早く寝てよ~!」と心のなかで叫びながら、娘が寝るまで自分も寝られない、という時間を過ごすことに。これにはちょっとまいりました。
■高額なプレゼントを要求される!
幼稚園児・小学生になると、テレビで宣伝していたり友だちが持っていたりするはやりのおもちゃを欲しがることも多くなりました。
でも、それらはかなり高価なものが多いんですよね。希望のものが高すぎて買えないときは、同じシリーズのもうちょっと安いものを選んでいました。
「なんで○○じゃないの?」と聞かれたら、「サンタさんのところにはそれしかなかったんだろうね~」といったセリフでごまかしていたと思います。
そのような感じなので、小学校も高学年になってくると「もうそろそろやめさせてもらおうかな」と思うようになってきました。
娘もどうやら、サンタがいないことはもう気づいているようす。
でも、プレゼントが欲しいから気づかないふりをしている・・・という雰囲気でした。幼いころはただ無邪気にプレゼントを喜んでいた娘ですが、年齢とともにだんだんブラックな考えが垣間見えるように。
「サンタはいないんだよ」と告白した日
「よし、もう終わりだ!」と決心したのは娘が小6くらいのときでした。
クリスマスが近くなったころ、「サンタさんなら高いものでもプレゼントしてくれるってみんな言ってる」と娘が言ってきたのです。
「みんな親がサンタだと知ってて、ここぞとばかりに高いものをねだってるな・・・」と感じたので、その瞬間私の中で終了が決定しました。
「サンタさんはいないんだよ。今までママがやってたの気づかなかった?」と告白し、「これからは、プレゼントが高いものだったらおじいちゃん・おばあちゃんたちと一緒に買うようにするから」と宣言。
娘には「朝枕元に置いてあるのがうれしかったのに~」と抗議されましたが、それは君がうちの家計に合わない高額プレゼントを要求するからだよ、サンタは「高額プレゼントをくれるおじいちゃん」じゃないんだよ、それにイブの夜いつまでも起きてるし、と取り合わないことに。
こんな感じで、我が家のクリスマスの恒例行事は終わりを告げたのでした。
いつまでも思い出に残るサンタ体験
私自身は一番下の妹が5歳離れていたので、そのおつきあいで中学が終わるくらいまで枕元に置いてもらっていました。でも妹のいないときに母に「もう知ってるんでしょ?」とあっさり言われ、子供時代のサンタドリームは終了しました。
もちろん、知ってましたよ。小学校1、2年のときに学校の先生に「サンタなんていなんですよ~あれはお父さん・お母さんがやってるんですよ~」と言われたからです。
「なんて酷いことをさらっと…」と思いますが、もしかしたらプレゼントをねだられて困った保護者から、「サンタはいないと子供たちに言ってくれ」なんて言われたのかもしれないですね。
娘は一人っ子だったのでサンタ役はまだ楽な方だったかもしれません。
お子さんがたくさんいるお家ではもっと大変かもしれませんね。でも、サンタ体験は親にとっても子どもにとっても、いつまでも思い出に残るような幸せな時間だったと思っています。
今小さいお子さんのいるママのみなさんも、それぞれのおうちらしいクリスマスを演出して楽しんでくださいね!
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