母同士も大事だけど、まずは子どもの相性
夫婦にも、恋人にも、仕事上の付き合いでも、はたまたお料理の食材でも、どんな場面においても「相性」というものがあります。それは小さい子どもの中にも本能として宿っているようで、子ども同士にも「相性」が存在します。
✓顔を合えばいつもケンカ。時には叩きあったりする……
✓他の子とは争わないのに、その子とだけはオモチャの争奪戦
✓やりたい遊びが違うので、“一緒にやろう!”とお互いに譲らず号泣
✓いくら長い時間一緒にいても、全くかかわらない
「ママ友」となるメリットの一つに“我が子たちを子どもの世界で遊ばせることができる”という意見があるように、相性の悪さはトラブルの元になるようですね……。
■「うちの子が嫌な事を言ったのかもしれないけれど、血が出るほど噛み付くなんて……」(4歳男児のママ)
■「家に遊びに行っても、娘が触るもの全てを取り上げるお友達。どうしてママは怒らないの?」(3歳女児のママ)
■「遊ばせると、いつもケンカで子どもたち泣きっぱなし。こんなことなら会わずに自宅にいた方が楽」(2.5歳女児のママ)
■「うちの子は大人しいのにお友達は騒いだり暴れたり…。遊びも合わないし、影響されたら嫌だし…」(5歳男児のママ)
✓Check
子ども間のトラブルが、
ママ同士のいざこざに発展することも……
子どものケンカは本来は良い経験。でも・・
オモチャの奪い合いで譲ることを経験したり、ケンカをして傷つく気持ちをあじわったり。もしかしたら、本来はむしろ「相性」のよくない相手とかかわることが子どもにとって成長の機会となるのかもしれません。
でも、成長のためとはいえ、
あえて「ママ友」という特殊なフィールドでする必要はありませんよね
✓いろいな子どもとかかわる学び場なら、「ママ友」関係以外でも可能
✓公園に行けば、同世代の子どもにたくさん会える
✓デパートやショッピングモールの「キッズルーム」でも触れあえる
✓自治体の運営する子育て支援センターでも充分
なお、相手ママの感覚や意見が同じであれば、子どもたちのケンカも一緒に見守ることができるでしょう。でも冷静に考えて、母親同士の関係がしっかり築けていない状態だと、やはりママ間のトラブル率は高くなります。だから、友達や顔見知りではなく、たまたま偶然、居合わせた子どもとの方が多少、見守る母としては気持ちが楽かもしれませんね。
✓Check
「ケンカするほど仲が良い」を体験するなら、
“行きずり”の間柄の方が、母同士が後を引かない!?
ママ友の条件【その1】子ども同士が仲よし!
ママ同士が遠慮のない間柄というケースを除き、トラブル率の減少を図りたいのなら、子ども同士の相性は大切。仲が良くてもたまにはケンカもするでしょうが、日頃から楽しく遊んでいる我が子たちのベースがあると、母同士も素直に「お互い様」が言えますからね。
それに、子どもたちの“仲よし”が「ママ友関係」に及ぼす影響は、
マイナス要素の排除だけなく、プラスに働くこともたくさん!
✓子ども同士が遊んでいる間にママは雑談がてら子育てからちょっぴり解放
✓平日の子ども行事や地域のお祭り、子どもイベントなど、一緒に参加できる
✓幼稚園や保育園の夏休み。母子共に仲よしの相手がいるとママの負担は半減!
✓ならかの事情で子どもを預け預かる時も、世話なく遊んでいてくれるので救われる
✓Check
子ども同士が仲よしのママたちは・・・
「嬉しい!楽しい!!大楽ちん!!!」♡
最後に
いかがでしたか?「子どもたちの仲が条件だなんて、当然よ!」と確信している人もいれば、「重要なのはママのノリ!ママさえOKなら乗り切れる!!」など、考え方は人それぞれかと思います。ただ、「ママ友」の世界に高い壁を感じている新米ママは、まずは“子どもが仲よく遊べる子ども”を把握してみてはいかがでしょう。ちなみに、「ママ友なんていらない!」派の人も、我が子がすごく仲良くなった子がいたら、少しだけでも「ママ友」について考えてみてはいかがですか?
ちなみに、ママ同士が会話をするきっかけって、子どもの言動が多いですよね。
✓「××ちゃんと遊んで楽しかった!」
✓「**くんが優しくしてくれた!」
✓「幼稚園で**ちゃんと約束したの!連絡して!!」
初対面同士でも、子どもたちが一緒に遊んでいる姿を見ながらママ同士が会話をはじめることって、けっこうありますよね?幼稚園・保育園の世界でも、子どもが接点となり相手ママに挨拶や連絡をするケースも多いので、今回のママ友条件として掲げた「子ども同士の仲」に関しては、ハードルが低いかもしれませんね♪
✓Check
子どもたちが仲よく遊ぶ姿は、
ママ同士を結ぶきっかけになる。
※子ども同士が仲よしでも、ママの考え方や価値観の相違でトラブルになるケースも多々。その辺はまた追って―。