水漬けパスタとは?
乾麺のパスタ(スパゲティ)を水に数時間つけ、パスタに水分をたっぷり吸わせることで、生パスタのようなモチモチ食感にする「水漬けパスタ」。
生パスタのモチモチ食感は、水分量の多さからくるもの。
安価に手に入る乾燥パスタも、水に漬けておくことでまるで生パスタのような食感に変化させることができるんです!
何時間水に漬けておいても伸びてしまうという心配もないので、朝漬けておいてランチに活用したり、出勤前に漬けて帰ってきてから調理をしたりすることも可能です。
漬けてさえしまえば茹で時間も大幅に短縮できるため、調理時間の時短にも!
ポイントさえつかんでしまえば、失敗なしで簡単に作ることができますよ。
水漬けパスタの作り方
1:パスタを水に漬ける
バットにパスタを入れ、水をひたひたにします。
バットがない場合でも、パスタがそのまま入るサイズで水の漏れない容器なら何でも大丈夫ですよ。
水を吸うとパスタが柔らかくなるので、縦ではなく横にして漬けておくようにしましょう。
2:数時間おく
そのまま水につけて数時間おきます。
パスタの太さによって漬ける時間は以下が目安です。
- 1.2mm 1時間以上
- 1.7mm 1時間半以上
- 1.9mm 2時間以上
もちろんそれ以上浸けておいても麺が伸びてしまうなどの心配はありません。
パスタが白く、クタッと柔らかくなっていたらOKです。
冷凍はできるの?
水に漬けたパスタは冷凍保存も可能!
ざるなどで水をしっかり切り、ラップに包んで冷凍庫に入れておけば、1ヶ月程度保存が可能です。
調理する際は、ラップをはずし、凍ったまま沸騰したお湯で1分程度茹でればOKです。
3:茹で時間は1~3分間
お湯を沸かし、水に漬けてクタッとしたパスタを茹でます。
そのとき、パスタを漬けておいた水も一緒に沸かしましょう。
茹で時間は太さによっても変わりますが、だいたい1~3分。通常の茹で時間の3分の1程度です。
見た目の変化としては、白っぽいパスタが透き通った色に変化したらOKです。
レンジでも可能!
水漬けパスタと漬けていた水を耐熱容器に入れます。
パスタが水を吸って水分量が減っていたらひたひたになる程度まで足しましょう。
加熱時間は500wで4~5分程度。お好みの固さに合わせて調整してみてくださいね!
4:ソースと絡めて出来上がり
手早くソースを絡めて、完成です。
今回はレトルトソースを絡めただけの簡単レシピです!
今回は1.7mmの乾燥パスタを2時間漬け、1分茹でただけですが、
噂通りのモチモチ食感!
むちっとしていて、弾力のある歯ごたえです。
レンジを使えば鍋を洗う必要もなく、家事の手間も省けてさらなる時短につながりますね!
失敗なし!水漬けパスタを美味しく作るコツ
コツ1:パスタは水にしっかり漬けるのがコツ!
容器に入れるときはたっぷりの水に漬けるのがおすすめです。
漬ける時間が短い場合は、茹でる工程で調整してください。
コツ2:沸かすお湯に、パスタをつけていた水を使う!
デンプン質が溶け出した水を使うことで、乳化しやすくなり味が馴染みます。
ゆで汁をソースに少量加えるとより美味しくなります。
コツ3:茹でない場合は、ソースの味を少し濃い目に!水分量も大切!
ナポリタンのように炒めるレシピの場合、茹でる手順は省いてそのまま調理することが可能です。
また、フライパンでソースを絡める際に、水分を多めにして茹でながら炒めるような感じで調理することで、茹でる手順を省くこともできます。
その際は麺自体に塩気がついていないため、ソースを少し濃い目の味付けにするとバランスがとれますよ。
水漬けパスタに失敗したという話もよく耳にしますが・・・
「水漬けパスタに失敗した」というのは、茹でずに作っているパターンが多いように感じました。
「茹で」の工程を省くことで時短になりますが、ソースの水分量などの調整が難しいので、初めての方は失敗してしまうこともあるかもしれません。
画像のトマトソースパスタは茹でずに作っています。
ソースの水分量調整が難しいですが、足りないと感じたら漬けていた水を足し、パスタが透き通って柔らかくなるまで火を通しました。
食感は茹でるレシピよりもモチモチ感がアップしていて、弾力もありとっても美味しいです!
チャレンジする際は、水分量に気をつけてみてくださいね!
水漬けパスタで、水もガスも時間も節約!
茹で時間も時短ですみ、ガス代も茹でる水もそれほど多く必要としないため、時短調理&節約料理としてもおすすめの水漬けパスタ。
防災の観点からも今とても注目を浴びています。
覚えておいて損はないですよ!
今回はレトルトソースを使ったお手軽パスタでしたが、具に材料、調味料と、いろいろなアレンジをぜひ楽しんでみてくださいね!