小さい頃は「男」も「女」も関係なし
一言に「ママ友」といっても、ママ同士が出会った時の子どもの年齢はバラバラです。出産後の病院で、乳児同士をもつママとして出会うパターンもあれば、幼稚園での園生活を通じてお約束をするケースなど様々。子どもの年齢が低ければ低いほど「男女」の垣根は低く、相性さえ悪くなければ仲良く遊べるものです。
✓幼稚園児の男の子でも、「ままごと遊び」が大好きな子もいる
✓ヒーローごっこや戦いごっこに積極的な女の子もいる
✓「ぬいるぐみ」のごっこ遊びを一緒にやるタイプの男児もいっぱいいる
子どもの頃の興味って、性別というより月齢・年齢でわかれるものです。すべり台やブランコなどの遊具に、砂場・粘土・ボール・お絵かき・水遊びなど、男女の遊びに大差がない年齢のうちは、子ども同士も性別関係なく仲良く遊べますよね。
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今、とても仲よしの我が子たち。
5年後、10年後の2人は何をして遊んでいるかな?
遊び方にズレが出てくると…
早い子だと、幼稚園に入園する頃には自分の遊びの好みに性別的な主張が出てくるものです。さらに心が成長してくると「これは男の子の遊びだから!」とか「女の子だけが仲間なの!」といったように、一緒に遊ぶお友達も性別で分けるシーンも見られるようになりますよね。すると、これまでいつも一緒にいた「ママ友」の関係にとある影響が出てきます。
■子ども同士の性別が一緒の場合
✓小さい庭なのに、「お花屋さんごっこ」や「お家ごっこ」など、いつも盛り上がっている!
(5歳の娘同士のママ友)
✓公園に行けば「戦いごっこ」や「ハンターごっこ」で夢中に走り続ける息子たち。
(6歳の息子同士のママ友)
✓お互いの家に行っても、オモチャを共有できるのでトラブルがない
(男子同士のママ・女子同士のママ)
一方、子どもの性別が違うと、少しずつ好きな遊びが合わなくなってきます。特に自宅遊びは、男の子はお人形やドレスのオモチャに見向きもせず、女の子もまた逆に男児玩具に興味を示さなくなります。子どもたちがだんだん遊ばなくなると、ママ同士も少しずつ遊ぶ機会が減ってくるのも事実です。
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子どもの仲と、母が合う頻度は、
シンクロする可能性が高い。
「同性」のメリット
子ども同士の性別が同じだと、遊び方の統一感のほかにもたくさんのメリットがあります。性別が異なってもできることですが、同じだとよりスムーズに、子どもも数倍楽しめるのが魅力!
✓習い事も一緒に通える(性別で人気に差がでる、バレエやピアノ、サッカーに野球など)
✓大型連休にキャンプやBBQ、お泊り会など家族ぐるみで楽しむことができる
✓一緒におでかけする場合も、目的地の趣味が同じ!
✓卒園後、小学校が違っても定期的に遊べる
✓幼馴染からスタートして、一生の友達として付き合える可能性も
✓性別によって異なる“子どもの悩み”を共有したり、情報交換ができる
✓ママ関係も長く続き、「ママ友」~“ママ”が消え、気がつけば「友達」に……♪
✓我が子の同行や本心を、ママ友経由で知ったり理解することができる
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「同性同士のママ友」なら、楽しいことは掛け算!
悩みは割り算で、悲しいことは引き算!
「同性」のデメリット
子どもの性別が同じだと、楽しいことはたくさんあります。でも、同性だからこそ考えさせられてしまうデメリットもあります。
✓子どもが仲よしでも相手ママが苦手。離れたいけれど、無難に立ちまわるしかない…
✓「ケンカするほど仲が良い子ども達」。なのに、うちの子ばかりが悪いと言いふらされている。
✓ママ同士は完璧に仲良かったのに、子ども世界の派閥が違って悪口合戦。ママ関係に亀裂が……
✓お互いの子ども同士の能力や器量や性格を、事細かに比べてしまう。子にも母にもよくない。
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一つ歯車が崩れると、
修復しずらいのが「同性同士」の弱点。
まとめ
いかがでしたか?同性同士を持つママたちは、メリット数は多いです。その分、デメリットは仮に数が少なくても打撃力としては大きいかもしれません(汗)。交友関係が上手でない自覚がある人は、意気投合して急激に濃密になるよりも、ゆっくり、じっくり、相手と少しずつ距離を縮めていかれるテンポの方が無難かもしれませんね。
もちろん、フィーリングとタイミングは「ご縁」の一つともなるので、頭でっかちになりすぎる必要はありませんが、どちらかが無理をする関係は良い兆しとは言えません。お互いのテンポが似たような感じなのも、ある意味「相性」なので、見定めるひとつの要素と言えそうですね。
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「瞬発力」より「持久力」を大切にできる、
素敵な同性ママ友に出逢えますように―。