モンテッソーリ教育について
まずは、モンテッソーリ教育の説明から。
モンテッソーリ教育とは、イタリア人マリア・モンテッソーリ医師によって考案された教育法です。
保育園や幼稚園選びをしたことのある方は、聞いたことがある人もいらっしゃる方もしれません。
子どもの自発性や自己選択活動を重んじ、子供の自立を促す教育法です。
保育園や幼稚園では、縦割りクラスであったり、大人の干渉を最小限に抑えたりするなどの環境が整えられています。
モンテッソーリ教育に基づいた、専用のおもちゃなどもあります。
モンテッソーリ教育に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
トッポンチーノとは
では、本題に入りますね。
トッポンチーノは、赤ちゃん用の小さなお布団です。
モンテッソーリ教育で赤ちゃんに最適と言われており、生まれてからすぐに使うものです。100%オーガニックコットン製が良いとされています。
私自身は、第二子妊娠時にトッポンチーノについて知りました。
実際に使ってみての感想も交えて、子育てで使う上でのメリットデメリットをご紹介します。
<メリット>
1.赤ちゃんが安心する
トッポンチーノは、出来れば出産前に用意して、ママの香りを付けてあげてください。
こうすることにより、トッポンチーノで寝ている赤ちゃんはママの香りに包まれて安心すると言われています。
さらに、トッポンチーノごと赤ちゃんを抱っこすることにより、ママ以外が抱っこしても赤ちゃんは安心していられます。
2.抱っこしやすい
実際に使ってみるとわかると思いますが、赤ちゃんだけを抱っこするより、トッポンチーノごと抱っこした方が抱っこしやすいです。
大人が抱っこするときに緊張してしまうと、赤ちゃんにもその緊張が伝わってしまうものです。
そのため、トッポンチーノを使うと大人も緊張しづらいので、赤ちゃんも心地良いのではないでしょうか。
3.寝かし付けしやすい
ママが抱っこしながら赤ちゃんを寝かし付けた場合、赤ちゃんが寝たらベッドやお布団に置きますよね。
でも置いた瞬間、赤ちゃんが起きて泣いてしまって、困るママはたくさんいると思います。いわゆる「背中スイッチ」です。
私も一人目を育てるとき、背中スイッチに散々悩まされましたが、二人目は全然違いました。
トッポンチーノごと抱っこして寝かし付け、その後そのまま置いても、泣くことは少なかったです。
置いたときの衝撃が少ないのと、周りの香り等の変化が少ないからだと言われています。
4.とにかく便利
赤ちゃんにとっての安心感やメリットを説明してきましたが、トッポンチーノはママにとってもとても便利なものです。
トッポンチーノがあれば、床や畳の上でもさっと赤ちゃんを寝かせることが出来ます。
また、大きさもコンパクトサイズなので、持ち運びも割と簡単に出来ます。
お友達や親せきの家、座敷のある飲食店等で大活躍しますよ。
<デメリット>
1.使用期間が短い
とても小さなお布団なので、使用期間が短いです。
赤ちゃんの大きさにもよりますが、生後3~4か月程度までです。
次の写真は、私の娘ですが、2か月半の頃の写真です。
大き目の赤ちゃんなので、結構圧迫感があります(笑)
4か月頃を過ぎると寝返りも始まり、ねんね期が終わりに近づきます。
もう少し使用期間を伸ばしたい場合は、大き目に作ってもいいかもしれませんね。
2.夏は暑い
作る素材によっては、夏は暑い場合があります。
中綿は綿100%を、生地はコットンガーゼを使用することをおすすめします。
逆に、これらの素材で作れば、汗を吸ってくれて良いですよ。
私の娘は6月生まれですが、特にトッポンチーノを暑がる様子はありませんでした。
替えのカバーを作れば、洗濯も安心です。
トッポンチーノの作り方
手作りする場合の作り方をご紹介します。
カバーにも布団にも、肌触りの良いガーゼを使いました。
私は、布団とカバー全てを手作りしましたが、布団は既製品を購入し、カバーだけ作るのも簡単でいいですね。
また、手作りキットも販売されているようです。
手作りは少し時間がかかりますが、好きな柄や素材の布で作ることが出来ますし、大きさも調整することが可能です。
材料(横約40cm×縦約65cmのサイズ)
<布団>
・ダブルガーゼ(幅110cm):70cm
・中綿(綿100%布団綿シートタイプ):200g
<カバー>
・ダブルガーゼ(幅110cm):90cm
型紙
作り方
<布団>
① ガーゼ生地に、型紙①に沿って線を引き、縫い代を全周1cm取って切り取ります。これを2枚分行います。
私はカーブの部分だけ、型紙を作り線を引きました。
② 1でカットしたものを中表にして、書いた線に沿って縫います。
後で裏返す必要があるので、直線部分を20cmくらい、縫わずに残しておきます。
③ 2を裏返します。
④ 綿を40cm×60cmくらいの長方形になるように畳み、角を丸く切り取って、袋と同じ形になるようにします。
⑤ 4を3に均等に詰めます。
⑥ 2で残しておいた20cmの部分を縫って閉じます。
⑦ 中綿がずれない様に、6か所~9か所くらい、カバーの上から縫い留めて完成です。
<カバー>
① ガーゼ生地に型紙①に沿って線を引き、縫い代を全周1cm取って切り取ります。(表用生地と呼びます)
② 1と同様に、ガーゼ生地に型紙②に沿って線を引き、縫い代を全周1cm取って切り取ります。(裏用生地と呼びます)
③ 裏用生地を30cmと50cmに切り分けます。
④ 3でカットした直線部分を三つ折りぐけして端の始末を行います。(30cm、50cm両方とも)
この部分が布団を出し入れする入り口部分になります。
⑤ 表用生地と裏用生地の30cmの方を中表にして、周囲を縫います。
⑥ 裏用生地の30cmを縫い付けた反対側に、裏用生地の50cmの方を表用生地と中表にして、周囲を縫います。
⑦ 裏返しにして完成です。
基本的に切って縫うだけなので、比較的簡単に作ることが出来ると思います。
余裕がある方は、レース等を付けてみても可愛いと思います。
私は、綿レースを上部に縫い付けましたよ♪
既製品はどこで買える?
残念ながら、ベビー用品店では「トッポンチーノ」はあまり販売されていないようです。
しかし、ネット通販やフリーマーケットサイトなどでは販売されているので、完成品が欲しい方はそういったサイトをチェックしてみましょう。
トッポンチーノ専用サイトでは、手作りキットも販売されているようです。
また、トッポンチーノ自体は販売されてはいませんが、西松屋やニトリ等で販売されているベビー布団をリメイクしてトッポンチーノを作っている方もいるようですよ。
いかがでしたか?
妊娠期は、赤ちゃんのために色々なベビー用品を用意しますよね。
ぜひ、トッポンチーノを準備リストに加えてみてくださいね♪