「O脚?」きっかけは母の言葉
赤ちゃんの足の形は、はじめはたいていO脚とされています。そんなイメージがあったので私自身は気にとめてもいなかったのですが、娘が1歳前後のある日、母が言ったのです。
この子、かなりO脚じゃない!?
病院で見てもらった方がいいわよ!!
気になりだしたら心配になる性分なので、いろいろなことが目につくようになってしまいました。
- 内股で歩いている
- よく転んでいる
- 自分の片足に片足をひっかけてつまづく
- 膝が外側に向いている感じ
O脚…。病気の存在をはじめて知った
なんとも思っていなかった我が子のO脚。見ればみるほど心配になり、調べれば調べるほど不安になってしまいました。
赤ちゃんのO脚には、病気の可能性がある場合もあることを、その時はじめて知ったのです。
■ブラウント病
骨の成長障害で、ひざの外側の骨格だけが成長しO脚に。1歳未満の赤ちゃんを無理に歩かせることなどが原因と考えられ、レントゲンと経過の観察で診断。軽度のものは姿勢への配慮だけでも改善がみられ、一般的には足の矯正による対処、重度だと手術が必要となる。
■くる病
骨が変形し歩行困難になる可能性がある病気。カルシウムを骨に沈着させる働きをもつビタミンDの欠乏や遺伝的な要因もあるそうです。O脚・X脚だけでなく歩行困難になることもあり、脊髄の軟化や筋力が低下する懸念も特徴として記されています。治療法は製剤の投与や食事療法。
私が気になったのはブラウント病。娘は生後4カ月で寝返りをし、つかまり立ちも5カ月半、「歩き始めが早かった」ことが気がかりでした。また歩き方の特徴もブラウント病のものと似たように見えて、不安は増すばかり。
健診で指摘されたことはないものの
無性に心配になってしまった……
1歳半健診と整形外科
O脚の指摘を母にされてすぐ1歳半健診が控えていたので、そこで相談することに。歩き方や足の曲がり具合をチェックしてもらい、念のために「整形外科」の受診を勧められました。
紹介された医療機関にて、レントゲン撮影をした結果「曲がりは確かに強いものの、ブラウント病とかくる病の感じではないな」との診断。専門家の言葉で、ようやく気持ちが楽になりました。
母からは「O脚の赤ちゃんには、靴を左右逆に履かせると良いみたいよ」などと言われましたが、もうO脚についてあまり気にしないようにしました。
O脚は少しずつよくなっている様子はあるものの、2歳半になっても転びやすいのは変わりませんでした。でも3歳児健診でも得に言われなかったので、見守っていました。
▼こちらは2歳半の画像
心配することで、より心配になっていた…
我が子のちょっとした変化やSOSに気づけるのは、ママです。確かに早期発見が重要なので気に掛けることを怠ってはいけませんが、あれこれ自分で調べたり素人判断するのは余計に心配になるばかりです。
- 病気ではないかと心配してしまう
- 気になる症状が病気とあてはまってしまう
- もしこの病気だったらどうしよう……と悪い想像をしてしまう
でも、気になった症状の全てが
「大丈夫」なんて絶対に言い切れないのも事実。
心配しないのは、やはりダメなのだと思います。
同じ心配をするなら、自分で判断せず、素人の意見を参考にすることなく、なるべく早く専門家に相談することが近道だと感じました。
▼こちらは3歳半の画像
最後に
今回の場合、最もO脚であることが多いとされる1歳半頃という時期に、実の母から過剰に心配されたことにより、心配が心配をうみ……。結果的としてO脚が病気によるものではありませんでしたが、自分で勝手に調べたことがかなり心の負担になっていました。
今現在、赤ちゃんのO脚がひどいと心配しているママに、私がここで「大丈夫」と言ってあげることはできません。でも、大丈夫な例は世の中にいっぱいあることをお伝えしたいのです。自分で検索してモヤモヤするのはやめて、なるべく急いで専門家への相談をおすすめいたします。
※個人の実話による体験談です。O脚に対して心配がないという記事ではございません。