「コんガらガっち」を知っていますか?
今から数年前に、雑誌「幼稚園」に掲載されていた「コんガらガっち」。
Eテレで放送されている「ピタゴラスイッチ」や、「0655」「2355」を手がけるユーフラテスというグループが制作しており、絵本や4コママンガが販売されています。
そこに出てくるのは、「いるか」と「もぐら」がこんがらがった「いぐら」や、「たこ」と「からす」がこんがらがった「たらす」など、なんともユーモラスなキャラクターたち。
この不思議な「コんガらガっち」たちの世界を描いた絵本は、読むたびに内容が変わるとっても面白いものばかり!
迷路のようなお話もあり、まだ字が読めない小さなお子さんから小学生のお子さん、むしろママやパパまで、みんな一緒に楽しむことができますよ。
今回は、その中でもオススメの3冊をご紹介します。
コんガらガっち どっちにすすむ?の本
シリーズの中で、どの絵本にするか迷ったら、まずオススメなのがこの「どっちにすすむ?の本」。
コんガらガっちの絵本シリーズ第一弾です。
主人公は「いぐら」。
いぐらが、友達のたらすの家にいくまでのお話や、お昼ごはんを食べるお話など、面白い話が3つ入っています。
自分が選んだ道を進むことで、いぐらにいろいろなことが起こります。
字が読めなくても、指で道をたどって楽しむことができますよ。
我が家の子どもたちが好きなのは、2つめの「いぐら、おひるごはんを たべる!のまき」。
いろいろなものを選んで、自分だけのおひるごはんが完成していく様子がとっても楽しいらしく、毎回
「もう一回やりたい!」
と、3回くらいはここを読み返しています。
コんガらガっち あっちこっちすすめ!の本
ひらがなを覚えてきたら、こちらの本がオススメ。
こちらも、読むたびに内容の変わるお話や、迷路のようなお話が入っている絵本です。
2つ目のお話、「いぐら、しりとりで あっち こっち いくぞ!のまき」は、しりとりでいろいろなルートをたどります。
ひらがなを覚えている最中の息子は、このしりとりが大好き。
ユーモラスないぐらの表情も、とっても楽しいんだそう。
(「きつつき」→「きつつき」→「きつつき」…とエンドレスになってしまう、しりとりあるあるもお気に入りの様子)
あまり自分から本を読みたがらないタイプの息子ですが、これならひらがなも抵抗なく取り組んでいます。
あんまり絵本は得意じゃないけれど、ひらがなをそろそろ勉強しようかなという子にもオススメです。
コんガらガっち おそるおそるすすめ!の本
ちょっとこわ~い感じの表紙の絵本。
おばけが出てきますが、かわいいおばけたちなので大丈夫ですよ。
こちらは、「擬音語」をメインにしたお話や、遠近感や想像力などを使うお話が入っており、子どもと一緒に楽しみながらいろいろな感覚を養うことができます。
内容は先にご紹介したものと同じようなパターンなので、もちろん文字がまだ読めない小さなお子さんでも大丈夫。
3つ目の「いぐら、どうぶつえんで カメラマン!のまき」は、この写真はいぐらがどこで撮ったのか、子どもと一緒に考えるのが楽しいお話。
見えない部分を想像しながら考える必要もあり、カンタンではありますが
イメージする力を伸ばすことに一役買っている
ような気がします。
「コんガらガっち」の世界をみんな一緒に楽しんで
指でたどったり、すごろくのように進んだり、ページをあっちこっち移動したり。
コんガらガっちたちの世界が広がる絵本は、ユーモアあふれるストーリーが大人も子どもも引きつけてくれます。
年末年始に集まる親戚達や、遊びにきた小学生のお子さん達も、間違いなくハマる絵本です。
絵本はあんまり好きじゃない…というお子さんにこそオススメですよ!
ひとつデメリットをあげるとするならば、盛り上がるので夜の寝かしつけにはあまり向いていない…ということでしょうか。
(我が家では、寝る前に「おひるごはんのまき」で盛り上がりすぎ、眠れなくなってしまったことが…)
コんガらガっちの絵本は、ほかのシリーズもたくさん出ていますよ。
まだ知らなかったという方は、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。