1人きりの育児に行き詰まったら……
毎日の育児、お疲れ様です。
昼夜問わずの育児、産後の回復しきっていない体には堪えますよね。
特に、まだ赤ちゃんが夜まとまって寝てくれない時期は、ママもきちんと眠れない日々が続いてツライと思います。かくいうわたしも、子どもたちが全然寝てくれず、眠い毎日が続いてゾンビのようになっていた時がありました。
他にも、育児中のママたちを悩ませる問題はたくさんありますね。
- 抱っこしていないと泣いてしまう、起きてしまう
- 側を離れると泣いてしまうので、思うように家事ができない
- トイレに行くのもままならない
- 食事もろくにとれない
- 四六時中抱っこしているので、肩・腰・腕が痛い
- 夜泣きがヒドイ
- 眠れない日々が続いて不眠症になりそう
- 産後クライシスに苦しんでいる
- 産後うつになりそう
などなど…
ママが困っているかもしれないことを挙げたら、きりがないほどです……。
さらに、実家が遠くて里帰り出産ができなかったり、夫の仕事が忙しかったりすれば、昼も夜もママが延々1人きりで赤ちゃんと向き合う、いわゆる「ワンオペ育児」になってしまいます。
我が家の場合も転勤で、2人目出産時には双方の実家から遠い所に住んでおり、近くに頼れる人はいない状況でした。とにかく疲労感でぐったり&なんだか育児が不安……。そんな時に知ったのが、
産後ケア施設(産後ケアセンター)
の存在です!
産後ケア施設とは?
産後ケア施設は、産後のママが赤ちゃんと一緒に「日帰り」または「泊まり」で利用できる施設です。サービス内容は施設にもよりますが、産後のママが体調を整えたり、育児の不安を解消したりできるように、ママや赤ちゃんのケアなどをしてくれます。
施設には、助産師や看護師などのプロフェッショナルが常駐していることが多いようです。プロがいてくれると思うと心強いですね。
例えば、世田谷区立産後ケアセンターでは、母体ケア(ママの健康状態のチェックなど)・乳児ケア(赤ちゃんの健康状態や体重のチェックなど)・育児相談・授乳指導・沐浴指導などをしてくれます。
あなたの街でも産後ケアは受けられる?
東京都内を例にあげると、産科クリニックや助産院など、20件近い施設でこのような産後ケアサービスが提供されているようです。
他にも全国各地にこのようなサービスを実施している施設があります。ただ、なかにはまだこういった施設がない都道府県もあるようですので、まずはお住いの地域について調べてみましょう。
利用料金は?
お住いの市区町村で産後ケア事業を行っており、指定の病院や助産所で産後ケアサービスを受けられる場合は、それなりにお手頃な価格でサービスを受けられる場合も!たとえば、大阪狭山市の場合、市が指定している病院での宿泊型のサービスは、1泊あたり自己負担額5,400円となっています。また日帰りタイプのデイサービスも2,700円で利用可能。
しかし市区町村からのサポートがなく、すべて自費で賄う場合には、1泊2日の利用で2~6万円程かかったり、なかには10万円以上かかったりすることもあるようです。
利用条件や申し込み時期は?
市区町村の産後ケアサービスを利用する場合は、「市内在住者であること」「産後4か月未満であること」「家族から、家事・育児などの援助が受けられない状況であること」「産後に体調不良や、育児不安を抱えている状態であること」「入院治療が必要な状態ではないこと」など、各市町村で利用対象者の条件が提示されています。
また、利用に際しては事前登録や申し込みが必要で、妊娠中から登録が可能というところも。希望者がたくさんいてなかなか予約ができない可能性もありますので、利用したいなと思っている方は、早めに下調べを行って登録しておくといいでしょう。
産後ケア施設に頼れない場合、どうしたらいいの?
地域によっては、まだ産後ケアを行っている施設がない場合もあると思います。
実際、わたしも数年前第2子を出産した時には、せっかく「産後ケアセンター」という存在を知ったものの……近くにそのような施設がなかったため、泣く泣く利用を諦めました。
そこで、近隣にそういった施設がない場合、どんな対応策があるのか?を解説!
我が家で実際に取り入れていた方法も含めて、ご紹介します!
1. 保育所の一時預かりを利用
わたしの住んでいる地域には、無認可の託児所があり、一時預かりも行っていました。費用は1時間で500円ほど。初めは預けるかどうか迷ったのですが、結果としては預かってもらってとても良かったと思っています。久しぶりに1人の時間を過ごすことができて、すごく救われました。信頼できる託児所や保育所が近くにあり、費用もリーズナブルならば、お世話になるのもひとつの手だと思います。
2. 子育て支援センターに行く
1日中1人きりで育児に向き合っていると気が滅入ってしまうという場合は、子育て支援センターに子どもを連れて行って遊ばせるのもいいかもしれません。わたしも今まで子どもを連れて、色々な子育て支援センターに行ってみました。センター内の雰囲気やスタッフさんとの相性など、センターごとの違いもあると思いますので、自分に合ったセンターを見つけられるといいですね。
3. 週末はパパと交代で休む
毎日毎日育児が終わりなく続くと疲れてしまいます。そこで、たとえば週末パパの仕事がお休みなのであれば、土曜日はママの休日・日曜日はパパの休日というように交代で休むのも1つの手です。金曜日の夜~土曜日の夜にかけての育児をパパに担当してもらえれば、ママも1晩思いっきり寝ることができます。
1週間に1回だけでも思いっきり休めるとなれば、ママの気持ち的にもずいぶんとラクになるのではないでしょうか。普段我慢している分、休みの日は美容院に行ったり、カフェでまったりしたりなど自分の好きなことをして、リラックスしましょう♪
※「3.週末はパパと交代で休む」を実践するには、パパもオムツ替えやミルクなど育児ができる必要があります。仕事で忙しそうにしているパパには頼みづらい時もあるかもしれませんが、日頃から少しずつでもパパに協力してもらい、夫婦で共に育児スキルをアップできたらいいですね。
ママが笑顔になれる育児
目指すなら、「完璧なママ」より「ハッピーなママ」♪
やっと生まれてきてくれた待望の我が子を目の前にして、気づかないうちに肩に力が入りすぎていませんか?
「育児も家事も完璧にしなきゃ!」と完璧なママになるために頑張りすぎて、いつの間にか笑顔を忘れてしまうなんてことも……。
でも、たとえ非の打ち所のない「完璧なママ」だとしても、子どもが幸せとは限らないかも!?
リラックスしている「ハッピーなママ」と一緒の方が、子どももほっこり幸せ気分になれるかもしれません。
(※もちろん、人間は喜怒哀楽がありますから、いつもいつもハッピーでいる必要はありませんよ)
せっかくなら、「完璧なママ」よりも「ハッピーなママ」を目指してみませんか?産後ケアセンターや、その他いろいろな方法を利用して、ママがよりハッピーでいられる育児を目指してみてくださいね♪
※記事内容は記載当時の情報にもとづいており、現在とは金額などが異なる場合があります。