いつ頃、用意する?
ブラジャーを用意してあげるタイミングは、胸の膨らみが気になった頃が、そのサインです。
■こんな事も、ちょっとしたサイン
- 家族と一緒のお風呂。娘は平気でも、逆に父親の方が恥ずかしがるようになった。
- お洋服を着た姿にふと、お姉さんを感じるようになった。
我が家の場合、やはり母である私が、娘の胸の膨らみを察知しました。初経を迎えるにはまだ早い年齢かなと、大して意識していなかったので、少し驚いた記憶があります。
このままでは薄着になった時に、洋服の上から胸元に「ポツッ」した突起が見えてしまいます。気づいたのが、娘に恥ずかしい想いをさせてしまう前でよかったとホッとしました。
【意識してあげることが大切!】
あどけない表情や心の幼さ、伸長の低さなどで、「まだうちの娘は大丈夫でしょ!」と思っているママも多いようです。でも、小学校中学年になったら意識してみてあげると良いと思いますよ。
ブラジャーの選び方
■ブラSTEP.1
「ファーストブラ」というと、ジュニア用のブラジャーとのイメージがありますが、最初は胸当て付のキャミソールやタンクトップタイプを選ぶ人がほんどです。カップのついていないインナーで、胸の部分が二重になっているだけの下着なので、子どもの抵抗も低いはずです。
サイズも、規格としては130cmくらいから展開があるので、小学校低学年でも身に着けられると思います。
私の娘には、肌着の延長線のアイテムとして与えました。なんの疑いもなく、肌着の感覚そのままで着用してくれました。
■ブラSTEP.2
乳頭部分の突起だけでなく、乳房全体がふくらみはじめると、タンクやキャミスタイルの卒業です。カップ付インナーを使う人もいるようですが、成長期のバストには「ハーフトップタイプ」が安心。スポーツブラや授乳用ブラのようなイメージの商品です。
バスト全体の成長のためには、包み込む力が必要。お胸の形が形成されるために、きちんとフィット感のあるものにステップアップします。内側はクッション素材で、ふんわりとしたものがおすすめ。
中にはブラジャーに憧れる女の子もいますが、私の娘は抵抗があるタイプ。でも上からかぶって着用する「ハーフトップタイプ」は、ハードルが低いようで嫌がることはありませんでした。
■ブラSTEP.3
次第に大人と同じようなブラジャーに移行するのですが、ホックのあるタイプでも、大人用ブランドを選ぶのはNGです。
まだ成長段階の痛みをともなうお胸には、ジュニア用がおすすめ。肌ざわりの優しさや、ノンワイヤー、スクール用、フロントホックなど、子供の使いやすいタイプを聞いてあげてください。
気づけば子供っぽいデザインを選ばなくなっていた娘。ホックタイプにステップアップする頃には「可愛いブラジャーが欲しい」と、デザイン性を意識するようになりました。
サイズの測り方とブラ選び
お胸の健全な成長や、美しい形に育てるためには、その子にぴったりのブラジャーを選ぶのが肝心です。
でもはじめてのブラジャーをお店に買いに行く時、女の子は少し抵抗があるものです。思春期世代にとって、知らない大人に採寸してもらうのは不安かもしれません。
一番安心するのがやはりお母さんの存在。正しいはかり方を知っておくのがおすすめです。
- 1.背筋を伸します。脇の下に両手を入れ、メジャーを背中からゆっくりと前にまわします。
- 2.背中と左右のメジャーにズレがないか、平行か確認します。
- 3.ゆるすぎず、締め付けすぎないよう、注意します。
ハーフトップを卒業する時、娘に「はじめはプロに選んでもらう?」と、訊ねたのですが答えはNO。中にはお友達同士で計りに行くという大人びた子もいたようですが、娘は自宅で母親に計ってもらいたいと言いました。
自分の思春期時代を想い出して
大人になった今だからこそ、ブラジャーはファッション感覚であり、羞恥心もないはず。
でも自分が思春期の頃を想い出して!ランジェリーコーナーでどうして良いのかわからなくなってしまったこと、ありませんか?お母さんにすら採寸されるのが嫌だった記憶、ありませんか?
多感な時期の娘さんとの距離感を上手に調節しながら、初ブラ選びしてみてくださいね。
娘の成長にあたり、頼れるのは母親の存在です。初ブラ選びや生理など、私と娘は平均的な親子関係と思いながらも、もっと相談しやすい仲であれたら……と思ったことが何度もあります。
何が正解で、何が間違いなのかわかりませんが、必ず一度、娘の正直な気持ちを受け止める努力をもう少しすればよかったと反省しています。