グラタンってどんな料理?
グラタンは、フランスの郷土料理が発祥と言われています。
「グラタン(gratin)」はフランス語で「おこげ」という意味で、本来は材料が何であれ、焼いて焦げ目のついた料理をさします。
日本ではホワイトソースを用いて、オーブンなどで焼いた料理をグラタンと呼んでいますが、フランス料理では、様々な素材やソースで作られたグラタン料理が存在します。
中には、デザートとしてのグラタンもあります。
日本では、マカロニが入って、ホワイトソースのかかっているマカロニグラタンをよく見かけますね。
かぼちゃグラタンのレシピ
今回は、冬が旬のかぼちゃを使ったグラタンレシピをご紹介します。
定番のマカロニを使ったグラタンに飽きた方や、かぼちゃ料理がマンネリ化して困っている方はぜひ作ってみてくださいね。
材料(4人分)
・鶏肉(もも肉でも胸肉でも):1枚
・かぼちゃ:300~400g
・玉ねぎ:1/2玉~1玉
・小麦粉:大さじ3
・牛乳:400ml
・白ワイン:大さじ2(なくてもOK)
・塩:小さじ1/2
・とろけるチーズ:お好みで
・バター:10g程度(なくてもOK)
・サラダ油:大さじ1
作り方
1.材料の下ごしらえをします。
・かぼちゃ→一口大
・鶏肉→一口大に切って軽く塩胡椒(分量外)を振る
・玉ねぎ→薄切り
2.かぼちゃを電子レンジで加熱します。
500Wで2分程度です。完全に火が通ってなくても問題ありません。
3.フライパンにサラダ油を熱して、鶏肉を炒めます。
4.鶏肉の表面の色が変わったら、玉ねぎを加えて炒めます。
5.玉ねぎがしんなりしてきたら、かぼちゃを加えて軽く炒めます。
6.小麦粉を加えて、粉っぽくなくなるまで炒めます。
7.一度火を止めて、牛乳1/3位と白ワインを加えて、全体を混ぜます。
このタイミングでオーブンを200度に予熱してください。
8.まんべんなく混ざったら、残りの牛乳を全て加えて、塩小さじ1/2で味付けをします。
9.火加減を弱めの中火にして火をかけ、とろみがつくまで熱します。
焦げやすいので、混ぜながら熱してください。
10.味見をして、好みの塩加減にします。
11.耐熱皿にフライパンの中身を全て入れて、とろけるチーズを全体にかけ、バターをちぎって散らします。
12.予熱しておいたオーブンに、11を入れてチーズに焦げ目が付くまで(目安は10~15分程度)焼いて完成です。
アレンジ出来ます!
今回紹介したレシピの食材は一例です。
かぼちゃの代わりに、定番のマカロニやじゃがいも、さつまいもなどを入れると、また違った雰囲気のグラタンになります。
お肉は鶏肉の代わりに、この時期お歳暮などでいただく、ソーセージやベーコンなどを利用してもOKです。
また、彩りを良くしたければ、ほうれん草やブロッコリーなどの緑の野菜や、にんじんなどの赤い野菜などを加えると◎。美味しく、しかも栄養価が高まります。
今回の料理の栄養は?
今回ご紹介したグラタンは、栄養たっぷりのお料理です。
特に育ち盛りのお子様がいらっしゃるご家庭にはぴったりだと思います。
それでは、栄養面について詳しく説明しています。
かぼちゃ
鮮やかな黄色が特徴のかぼちゃは緑黄色野菜なので、カロテンが豊富に含まれています。
カロテンは、体内に取り込まれると、ビタミンAに変化して、髪や皮膚、粘膜を健康に保つ働きや視力を維持する働きなどがあります。
また、カリウムも豊富で、余分な塩分を排出する働きがあったり、運動時の筋痙攣を予防したり、むくみを改善したりする働きがあります。
ビタミンCやビタミンB群などのビタミン類も含まれているので、風邪予防や疲労回復などにも嬉しい野菜ですね。
鶏肉
鶏肉はたんぱく質が豊富であることはもちろんのこと、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンKなどのビタミン類も豊富に含まれています。
ビタミンKは骨の形成を促進する働きがあると言われており、骨粗しょう症の治療にも使われています。
また鶏肉は、牛肉や豚肉と比較すると脂肪が少ないお肉です。
さらに、コレステロール値の改善が期待できる不飽和脂肪酸と、エネルギーとなる飽和脂肪酸が、バランスよく含まれています。
牛乳、チーズ
牛乳やチーズなどの乳製品は、カルシウムが豊富な食品として有名です。
カルシウムの吸収には、ビタミンDが欠かせないのですが、牛乳にはビタミンDも含まれています。
そのため、「カルシウムを摂るために牛乳を飲みなさい」というのは合理的だということが分かりますね。
さらに、たんぱく質も豊富で血液や筋肉を作るのに役立ちます。
やはり成長が著しいお子様には嬉しい飲み物なのですね。
寒い日に食べよう
今回は、簡単なグラタンの作り方をご紹介しました。
ホワイトソースはダマになったり、作るのに時間がかかったりと、ハードルが高いと思われる方がいらっしゃると思いますが、今回の作り方だとダマも出来ず、洗い物も少なく作ることが出来ます。
また、今回の味付けは塩のみですが、コンソメやカレー粉などで変化をつけてもいいですね。
アツアツのグラタンで冬の食卓を囲んでみてはいかがでしょうか?
思わず笑顔がこぼれそうですね。