インフルエンザは辛いけど……
気温によって感じる「寒さ」ではなく、体内に震源地があるかのような激しい「悪寒」がする「インフルエンザ」。
何を着ても、毛布に埋もれても、とにかく震えがとまらない。ちょっと動くだけで「ゾクゾクッ」とするあの感覚、嫌すぎる。
おまけに体中が痛くなり、頭はかち割れるようにガンガン痛いし、とにかく辛い!
でも熱が下がると、ちょっと前までの苦痛が嘘のようにスッキリ!まるで井戸の底から這いあがったかのような、平和な世界が待っているのよ。
でも家庭内感染を防ぐために、解熱後も2日間~3日間は、隔離しておくのが良いされている。
そう、『隔離=1人きり♡』
たまの「休養」と思えれば……
「ママ業」は24時間365日、休みなし。特に子供が小さいうちは重労働よ。手を抜くことは多々あっても、完全に休むことはあまりないはず。
常に子供に呼ばれ、自分の食事もままならず、なんといっても睡眠不足がしんどい。夜、布団に入って朝まで眠ることなんて、数年間できないんだから。
人によっては、まだ熱がある状態だったとしても「布団に横たわっていられるだけでも嬉しい」なんて人もいるのよ。それだけ日々の生活が大変だって証だわ~。
そして解熱後も隔離が許される環境のママなら、滅多にない休養のチャンスよ。だって1人きりの時間なんてなかんかないでしょ?
うるさくない場所で1人体を休め、夜は夜泣きや寝相に起こされることなくしっかり睡眠。“ある意味”ご褒美のような時間!?ここぞとばかりに、普段なかなかできないテレビや動画視聴をする人もいるみたいよ♡
許される環境ならば
徹底的に休む!!
明暗分かれる「隔離明け」
ママが隔離中、家族はどう過ごしていたのかしら?家族構成やタイプにもよるけれど……。完治してみたら家事が完璧だったなんてパターンは、多分少数派。多くの家は荒れているかと思われるの。
- キッチンに洗い物が溜まっている。
- 冷蔵庫にゼリープリン系が大量に詰め込んである。
- 消費予定の食材が痛んでる……。
- コンビニ弁当のゴミが積んである。
- 洗濯ものが山積み。
- 洗濯はしてあるがシワだらけ。
- 子供たちが泣きついてきた……。
- 掃除は期待すらしていない。
- 風呂には「追い炊きし放題」の汚い残り湯。
- 外食ばかりで散財。レシート合計額に驚愕。
仮に隔離生活でゆっくりできたとしても、瞬く間に現実モードON。家族なりに頑張ってくれたことを受け止め溜まった家事を消化する人もいれば、「さすがにひどすぎる」と溜息と小言を吐き出す人も。
「休養」に代償がいる…
隔離明けに払います…。
互いの感謝でまるく納めるも……
ママがインフル中、たとえ家が荒れたとしても、「隔離してもらえた」ことにはやっぱり感謝するわよ。
そして夫や子供も、「ママ不在」という状況下ではじめて、日々、妻・母がやっている家事の現実を知るの。
だから、お互いが「ありがとう」を
もてればそれでOK!
ほんと、それ。わかっているけど、何かのきっかけで、ちょっと気持ちのボタンをかけちがえてしまうと、妻たちの胸中にはうずめく愚痴が。。。
- もし自分(夫)がインフル中、妻子が外食で不在にしたら嫌味を言うくせに。
- 自分が何もできないからって、なんで「お義母さん」を呼ぶの?私、休めないじゃない。
- 自分(夫)が寝込んでいる間に家が汚かったら、怒るくせに。
- 私(妻)は隔離中はおとなしい。でも夫は「あれ取って」「これやって」「持ってきて」と、頻繁に用事を言いつける。隔離の意味がないじゃない。
- 夫はインフル中に子供がうるさいと怒鳴る。でも私は家族が騒がしくても、横になっていられるだけでありがたかった。「この差」。
- 「インフルの我が子を、インフル中の自分が世話する」なんてこと、したことないくせに。
- 私(妻)がいないだけでこんなに荒れる家。普段は見えない労働(家事)に感謝しろ!
病み上がりに
もめそう……。
最後に
家族がインフルエンザになった時、本人はもちろん辛いけれど、大変なのはお世話や予防にあけくれるママだったりする。でも、ママがインフルエンザになったら、病人であるはずのママも大変なのよね。
だから不満が出るのも、わかる。そして、ママは家族の生活に欠かせない存在ってことも、わかるわ。もしかしたら、自分が休養中に家が荒れた分だけ、ママが日頃頑張っているという証なのかもしれない。
病気の時くらい、
何も考えずに休みたい。