知ってる?節分に続く日本の風習「事八日」~お事汁レシピ4選~

KODY KODY | 2019年02月06日

2月の行事といえば節分。今年も豆まきや恵方巻を済ませた頃と思いますが、節分に次ぐ日本の風習が近々にあるのをご存知ですか?2月8日と12月8の「事八日(ことようか)」がそれで、無病息災を願う習わしです。「事納め」「事始め」の意味をもち、針供養や野菜たっぷりのみそ汁「お事汁」を食べる風習があります。今回は家庭で簡単に作れる「お事汁レシピ」を紹介。家族で食べて、1年の抱負を語らってみてくださいね。

 

「事八日(ことようか)」:「事始め」と「事納め」

「事八日(ことようか)」の日付は、12月8日と2月8日です。「事八日(ことようか)」には2つの意味があり、事をはじめる「事始め」と、事を納める「事納め」です。

 

どっちが、どっち?

 

「事始め」と「事納め」は、日付で区分されるわけではなく、2つのとらえ方があります。意味によって、分けて考えられるようです。

主に神様に関する一連の「事」を始める場合は12月8日が「事始め」、「事納め」が2月8日。

人々の日常に関する「事始め」が2月8日で、「事納め」が12月8日となります。

※「神様」と「人々」と表現してありますが、本来は2月8日に「事始め」となるのが「田の神様」、年神様の「事始め」が12月8日。農事を中心として考えるスタートが2月8日なので「人々の」とさせてもらいました。

 

  • 神様の「事始め」12月8日・「事納め」2月8日
  • 人々の「事始め」2月8日・「事納め」12月8日

 

少しややこしいですが、これらの大事な日が「事八日(ことようか)」です。風習としては、針供養をしたり、「お事汁(おことじる)」を食べたりするそうです。

 


 

ここで紹介する「お事汁(おことじる)」は、家族で1年のはじまりを2月8日に語らい、健康や幸せを願えるようなレシピ!「古今東西」をコンセプトに作られた4種のみそ汁です。

※レシピ提供:「うちのみそ汁」応援プロジェクト公式サイト(レシピ考案:医師・料理研究家 河埜玲子氏)

 

 

くから伝わる「基本のお事汁」

材料/調理時間(4 人前/20 分)
里芋:4 個(200g)
大根:150g
にんじん:1/2 本(80g)
ごぼう:1/2 本(100g)
こんにゃく:1/2 枚
あずき(水煮):大さじ4
水:1000cc
「ほんだし®」:小さじ山盛り1
みそ:大さじ3
青ねぎの小口切り:5 本分

 

 

① 里芋は皮をむき、1cm厚さの輪切りにする。
大根は皮をむき、5mm厚さのいちょう切り、にんじんは皮をむき、3mm厚さの半月切りにする。ごぼうは皮をきれいに洗い、ささがきにする。こんにゃくは半分に切った後、厚さ5mmの短冊切りにし、熱湯でさっとゆでてざるにあげる。あずき(水煮)は水気を切る。

② 鍋に水と「ほんだし®」、里芋、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃくを入れて中
火にかけ、沸騰したら弱火にしてフタをし約15分煮る。

③ 野菜が柔らかくなったら、あずき(水煮)を加えてひと煮し、みそを溶き入
れる。器に盛り付け、青ねぎの小口切りを添える。

 

 

風!インスタ映えする「カラフル野菜とチーズのお事汁」

材料/調理時間(4 人前/15 分)
ブロッコリー:1/4 個
カリフラワー:1/4 個
パプリカ(黄色):1/4 個
プチトマト:6個
ボイルえび:8尾(80g)
カマンベールチーズ:1/2 個
水:1000 ㏄
「ほんだし®」:小さじ山盛り1
みそ:大さじ3

 

① ブロッコリーとカリフラワーは小房に分ける。パプリカ(黄色)は種を除き、2cmの角切りにする。プチトマトは半分に切る。カマンベールチーズは食べやすい大きさのくし型に切る。

② 鍋に水、「ほんだし®」を入れて中火にかけ、沸騰したらブロッコリー、
カリフラワー、パプリカ(黄色)を入れて3分煮る。
③ プチトマトを入れて1~2分煮たらみそを溶かし入れ、カマンベールチーズ
とボイルえびを加え、温まったら火を止める。

《ポイント》
・みそとチーズは発酵食品同士で非常に相性がよく、お互いにうま味や味の深
みを引き出します。
・みそ汁は意外にどんな具材にでも合います。定番にとらわれず、冷蔵庫の残
りものを入れて試してみると、これまでにない新しい美味しさを発見できるかも
しれません!

 

 

の赤みそによく合う「牛肉入りごちそうお事汁」

材料/調理時間(4 人前/20 分)
牛こま切れ肉:150g
白ネギ:1 本
にんじん:1/2 本(80g)
しいたけ:4 枚(60~80g)
焼き豆腐:1/2 丁(150g)
小松菜:1/4 束(50g)
水:1000 ㏄
「ほんだし®」:小さじ山盛り1
赤みそ:大さじ3

 

① 白ネギは斜め切り、にんじんは皮をむいて薄い短冊切り、しいたけは石づきを取り薄切りに、焼き豆腐は食べやすい大きさに切る。小松菜は根を落とし3cm長さに切る。

② 鍋に水と「ほんだし®」、牛こま切れ肉、白ねぎ、にんじん、しいたけ、焼き豆
腐を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にし、蓋をして10~15分煮る。

③ にんじんが柔らかくなったら、小松菜を加えてさっと火を通し、赤みそを溶きいれる。

《ポイント》
・みそ汁に牛肉は意外な組み合わせですが、コクのある赤みそとよく合います。
・赤みそは塩分濃度が白みそより高く、香りとコクが強いのが特徴。みそに負け
ない強い味を持つ食材(肉・魚介類・きのこなど)を合わせると、みそがお肉
や魚介類のくさみを抑えつつ、みそと食材のうま味の相乗効果でより美味しく
食べられます。

 

 

西の白みそによく合う「甘みたっぷり白みそお事汁」

材料/調理時間(4 人前/20 分)
さつまいも:1/2 本(100g)
玉ねぎ:1/4 個(50g)
にんじん:1/2 本(80g)
れんこん:100g
油揚げ:1 枚
あずき(水煮):大さじ4
水:1000 ㏄
「ほんだし®」:小さじ山盛

 

 

① さつまいもは皮付きのまま2cm厚さの半月切り、玉ねぎは薄いくし形切り、にんじんは皮をむき2~3mm厚さのいちょう切りにする。れんこんは皮をむき厚さ1cmの半月切りにする。油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、短冊切りにする。

② 鍋に水と「ほんだし®」、さつまいも、玉ねぎ、にんじん れんこん、油揚げを入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にしてフタをし約15分煮る。

③ あずき(水煮)を入れてひと煮し、白みそを溶き入れる。

《ポイント》
・甘みの強い野菜と油揚げにより、コクがアップ!濃厚な味わいに。
・白みそは塩分濃度が低く、くせがなく淡白で甘味のある味が特徴。甘味が
強く、くせのない野菜や、油あげなどの適度な油分を合わせると、濃厚でク
リーミーに仕上がり、みその上品な味を生かしつつ、より美味しく食べられま
す。

 

 

最後に

「お事汁(おことじる)」の別名は「六質汁(むしつじる)」。基本の食材は6種で、里芋、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、あずきの具材で作ったみそ汁のことを言います。

魔除けになるとされるあずきや、たくさんの野菜や具で栄養たっぷりの具と汁をいただけば、体もあたたまって元気がでそうですよね。

2月といえば、入園、入学、進級、進学、就職など、新たなステージに向かう準備の季節です。この1年の豊富を語らいながら、家族で「お事汁」をいただいてみてはいかがでしょう。

 

 

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