収入格差「夫>妻」
夫より妻の方が給与所得が多いという「収入格差婚」も少なくない昨今。それでも男女の平均収入を見ると、まだまだ女性の方が低収入ということがわかるものよね。
- 男性:517万円
- 女性:258万円参考:国税庁の平均給与/資本金2,000万円未満の株式会社において
平均収入はいろいろな区分で数字が出ているので、上記金額はあくまでも参考。それでも、妻の収入の方が少ない家庭が主流といえるはずよ。
「共働き」に感謝のない夫たち
家計の支えになればと、妻が働いている「共働き」。でも世の男性の中には、心ない意見もあるの。妻たちが夫から言われてイラッとしたセリフを以下に紹介するわ。
- 俺の収入内でやりくりすればよい。それが妻の仕事だろ。
- 一体、いくら欲しいんだ?そんなに贅沢したいのか?
- パートに行くのはお前の勝手。家事は完璧にやれよ。
- 共働きを理由に、俺に家事をさせるのはやめろ。
- 働きに出ることで、家がバタバタすると俺がイラツク。
妻たちが腹立たしいのは、夫が、家計を支えている事への理解がなかったり、非協力的だったりするから。夫さえ妻を認め、支え合う気持ちでいてくれたら妻たちだって怒ることはないのに。
収入の額で上下関係!?
「共働き」の妻は、本来やるべき家事や子供の世話を受けつつ、仕事もしているという感覚。実際、家のことに費やす時間をやりくりして、働いている女性がほとんどかと思うの。
「共働き」で円満にいっている夫婦は、そんな妻を夫が手伝ったり、疲労を理解したり、また逆もしかり。でも中には、いくら妻が家事と子育てを両立しようと、収入額の差で「俺のが偉い」とふるまう夫もいる。
- 自分は残業で遅い。定時であがれる妻が家事をやるのは当然。
- 主で稼いでいるのは自分だから、家に帰ったら休むだけにさせてくれ。
- ストレス抱えているのに、ガミガミ言われるの簡便。
- 俺は休みも少ないし、たまの飲み会やパチンコくらい当たり前。
- 至らない家事に、不快に思う。
- 仕事が大変なのに家の手伝いまで…、結局大変なのは俺。
夫の数々のセリフや態度から、妻は思う。「稼いでいる額が多い方が偉いのか!?」と……。
妻の反論!「夫には見えていない」
仕事で疲れているのは、わかる。だからといって、自分の方が稼いでいるから偉いという態度は許しがたい。そんな風にされるから、妻は怒るのよ。
- 朝は私の方が早く起きて、朝食、洗濯、子供の準備で多忙。夫の朝は自分のことだけ。
- 私の方が帰宅が早いけれど、遊んでいるわけじゃない。夕食準備、買物、子供の宿題や習い事の送迎で夜までめいっぱい。
- 夕食後は片付けに翌日の準備。その間、夫はのんびりくつろいでいる。労働時間的には私の方が圧倒的に長い。
- 自分(夫)は会社帰りに”電話1本、LINE1つ”で、飲みに行ったりパチンコ寄ったり、自由。私は職場を後にしても自宅も仕事場。自分の時間なんてもっていない。
収入の額に差があればあるほど、「妻も働いている」という感覚が薄れてしまうのかも。
だったら「家事も割合」でやれ!
自分の方が高収入だからという理由で、家事をしない夫たち。だったら収入の比率に応じて、家事率もパッキリ分担しても文句は言えまい。
たとえば男性の収入平均が「500万以上」女性の収入平均が「200万以上」「世帯収入700万」とするならば、1週間7日のうちの家事を、妻は5日間やるから、夫は2日分の家事をするべき。
妻は平日、朝食、夕食、掃除洗濯、子供の世話、全ての家事育児に尽力するから、「土日の家事は全てあなたがやってね♡」。これが通用するということよね?
まぁ、そんな極端なこと言ったら反論されるし、ケンカになるのは目に見えているけれど、それだけ夫の主張は矛盾していると考える妻は多いということ。収入による上下関係を全面に押してくるなら、妻側だって黙っていられないわよね。
最後に
収入に応じた家事率の割り振りを、単純計算しただけでも、共働きの妻はよくやっているとわかる。だって、多少手伝ってもらっているとはいえ、平日5日間はみっちり家事。土日は手が回らない家事をやっているはずだから。
多分、共働きの家事に怒りを覚えている妻たちが求めるものは、「理解」なのかもしれない。「手伝ってくれ」というのは結果であって、理解があれば自然と感謝となり、夫は家事をするようになるのではと……。
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よく頑張っている!