働く母心を追求した学童のカタチに注目。『家族団らん食堂』

KODY KODY | 2019年03月15日

働く母にとって、学童保育はありがたい存在です。放課後、我が子が1人にならず、安全な場所で健全に過ごせれば、母も安心して働くことができますからね。「預けられるだけでも幸せ」ですが、心の奥には子供に対するたくさんの想いがあるものです……。

 

働く母親の割合

 

子供が小学生になると、働きに出る母親が増えます。おそらく10人中8人は、仕事をしているという感じでしょうか。

 

  • 非正社員:約44%
  • 正社員:約23%
  • 在宅や自営:約10%
  • 仕事をしていない:約23%

 

多くの母親が、登校後から学校に行っている間、仕事をしているようですね。働き方の割合から、放課後までには帰宅するよう調整している母親が多いことがうかがえます。

でも、仕事の状況によっては、放課後の時間に間にあわない時もあるはずです。正社員で拘束時間が長い人も、子供の預け先が必要となるので、低学年のうちは「学童保育」を利用する人が多いようです。

 

 

母として感じるモヤモヤ

 

学童保育に対し、多くの母親は「安定している環境に子供を預けられるだけでも幸せ」と感じているはずです。

宿題をしたり、同じ世代の子供たちと遊んだり、おやつもありますよね?

学童保育という場に対しては満足。でも、「母としての自分」を考えると、少々モヤモヤしてしまう事もあるそうです。

 

  • 「おかえりなさい」を言ってあげたい
  • 今日あった楽しい話を、聞いてあげたい
  • 家の用事を娘と楽しくやりながら、教えてあげたい
  • 夕飯の買物を一緒にして、食育につなげたい
  • おやつ作りを一緒にしてあげたい
  • 団体生活から解放される「ホッ」とした時間をあげたい

 

学童保育なら、安全で健全な時間を過ごせるので安心なのですが、母としての葛藤もあるようです。

学童保育から帰宅すると、今度は主婦業に忙しくなります。急いで食事の準備をし、片付けやお風呂に翌日の支度。「母である自分と子供のコミュニケーションは足りているかしら?」と、疑問に思う人、いるかもしれませんね。

 

 

「おうち学童」の「家族団らん食堂」

 

大阪府茨木市には、民間学童保育「おうち学童」という事業があります。これは「第二のおうち」というコンセプトの学童で、一軒家の少人数制での運営。台所や居間があるため、自宅にいるようなあらゆる体験ができ、少人数制なので家庭的な対応ができるという特徴をもちます。

 

そんな「おうち学童」では、2019年4月1日より、新たな取り組みを導入予定だそうです。「家族団らん食堂」という名称で、内容が斬新であることから注目してみました。

 

■家族団らん食堂

  • 1.学童指導員と一緒に、子供が夕食を作る
  • 2.仕事帰りのお母さんと一緒に、その夕食を食べる

 

仕事で忙しい母親にとって、夕食作りは戦争です。自分で作るだけでも大変なのに、子供に料理を経験させる余裕はありません。もしかしたら子供だけ食事をさせて、自分は家事をせざるおえないなんて日もあるのではないでしょうか。

でも、料理も食卓を囲むのも、子供にとっても大切。この「家族団らん食堂」は、母の時短だけでなく、子供の成長や親子のコミュニケーションなどあらゆるメリットに繋がりそうです。

 

■参考「おうち学童」についてhttps://www.gakudo.jp/

※「家族団らん食堂」は、お父さん、及び兄弟姉妹も一緒に食事OK。お仕事が遅いお父さん用のテイクアウトも可能。

 

 

最後に

 

母親は、「母」というただそれだけでも、いろいろなことを抱えて生きています。そこに仕事が加わると、スケジュールもパンパン、心のゆとりがなくなることもあるはずです。

 

生活のために仕事は欠かせない、でも子供の成長もきちんと見守ってあげたい。

 

今回着目した「家族団らん食堂」のように、母親たちのジレンマに寄り添えるような着眼点が増えていったらいいですね。なんだか整い切らない子連れ出勤ではなく、母親たちの生の声が、世の中に届きますように。

 

 

 

関連記事