1人でトイレに行きたい
「1人でトイレに行きたい」。この活字を見ても、「ピンッ!」とこない男性はいるかもしれない。
「え?トイレって普通、1人でいくものでしょ?」とか「ママになって連れションかよ(笑)」なんて言ってしまった男性は論外ね。
子育て中のママは、トイレの時間もゆっくりもてないくらい、みっちり子供と接しているの。中には片時もママから離れられないという子もいて、顔が見えないだけで大騒ぎになることだってある。
- 自宅ではいつもフルオープンでトイレをしてる
- 「大」で時間かかる時は、子供が膝の上にいる…
- タイミングを掴めず、結局いつも便秘になる
- 我慢しすぎたら膀胱炎になった(常連)
- 下痢の痛みに、後追いのギャン泣きが加わり、悲しくなった
もっといろいろあるけれど、5つも例を出せば十分。「1人でトイレに行きたい」って気持ち、ママ同士なら共有できるけれど、果たして夫たちはどこまで共感できているのかしらね?
きちんとお風呂に入りたい
子供のお風呂はパパが担当という家も多いかもしれないわ。だから「お風呂に入りたい」という言葉に、「入ってるよね?」と反論したくなる夫もいるかもしれない。
でも、女にとってのお風呂って、
真意が違う!!
- 髪は地肌から丁寧に洗いトリートメントもやりたい
- 角質ケアやムダ毛処理も欠かせない
- できればリンパマッサージも少々
- 少しの時間でも半身浴とリラクゼーションを
- 湯上がりは肌や髪の手入れもあるし、少しのんびりしたい
男性の入浴は、髪と体を洗ってちょこっとお湯に浸かればOKな感じじゃない?でも女性はこれまで、バスタイムでいろいろなケアをし続けてきたのよ。
その20年~30年近く続けてきた当たり前の習慣が、一気に変化するの。子供と一緒に入浴すると、慌ただしいし、別枠の時間で入ったとしても、家事が控えていれば落ち着かない。深夜の場合は夜泣きで急遽お風呂から飛び出ることもあり、結局求める時間は得られない。
毎日1時間くれなんて言わない、たまにでもいいの。100%自分だけのことに集中できる、お風呂の時間を満喫したいだけなの。
これ、男性に伝わるよう例えるなら何かしらね?
例えば、タバコを吸う人だったら「自宅では吸えない。喫煙は帰宅前~出勤後」という縛りの感じ?
お酒を飲む人なら、独身時代は飲みに行くのが大好きだったのに「晩酌ビール1本が上限」といった感じかしら?
普通に食事がしたい
子供が生まれると生活が慌ただしくなるのは想像していたけれど、まさかご飯を食べることに苦戦するなんて思ってもいなかった人、いない?
- 食卓に並べた箸やお皿で遊び始める
- スプーンやおかずを投げ捨てられてしまう
- 食事中、子供がずっと膝の上にいて落ち着かない
- お茶やスープをこぼされて大惨事
- 子供にご飯を食べさせるのも一苦労
ママは「食事の時間」も忙しいのよ。本来はくつろぎであるべきはずの食事時間。だけど、家族のご飯を作りから配膳、荒らされないように見張り、子供に食べさせ、片付けて……。そうこうしているうちに、自分の食事がどうでもよくなってしまうの。
それが朝、昼、夜と、けっこうな期間、続くのよ?心から元気が損なわれてしまうのも、うなずけるわよ。
しかも外食に行っても、料理と片付けが省略されても、落ち着かないのは同じ。
- 本当はペペロンチーノが食べたいのに、子供とシェアを考えていつも選ぶのはミートソース。
- 母乳を欲しがって泣かぬよう時間調整をするから、気楽に外食できない。いつもヒヤヒヤ。
- 魔の2歳児が騒ぎ出すと即、私(ママ)は子供を店外に連れ出す係(車で待機)。
生きる基本となる「食」を、普通にすることができない状態って、ママってやっぱり大変だと思わない?
まとめ
「1人でトイレに行きたい」「きちんとお風呂に入りたい」「普通に食事がしたい」。他にも「普通に眠りたい」といった睡眠不足の悩みもあったりするわよね。
■記事 「朝が苦手で何が悪い!」新米ママよ凹むな、胸を張れ!
もちろん、読書や自分の買物といった「自分の時間」も欲しているはずだけど、大半のママたちは基本的な「普通の時間」ですら満たされていないと思うの。育児にお疲れ気味のママたちなら、きっと頷いてくれるはずよ。
そう、子育て中のママたちが言う「自分の時間」とは、決して特別なことではなく、「普通の時間」なのだと思う。
でも決して贅沢なことは
言ってない!