「脳疲労」チェック!脳の老化は大丈夫?実は40代から注意!

KODY KODY | 2019年05月08日

肌や髪など年齢による身体の衰えを感じる主婦世代。でも見た目だけではなく、「脳」の老化についても意識しておきたいものです。今回は簡単な「脳疲労チェック」をはじめ、脳疲労と脳の老化の関係から、脳のアンチエイジングについてまでをご紹介します。

 

脳疲労チェック!

 

脳が疲労すると、様々な変化が起こるそうです。以下に「脳疲労チェックリスト」を用意したので、まずは自己観察してみてください。

 

■当てはまる数を数えてみましょう。

  • 1.食事が美味しくないと感じることが多くある
  • 2.夜中に目が覚めやすい
  • 3.便秘がちである
  • 4.集中力が続かない
  • 5.判断力が最近低下したと感じる
  • 6.物忘れが多い
  • 7.考えがまとまりにくい
  • 8.身体を使わないのに疲れを感じる
  • 9.無気力になることがある
  • 10.いつもイライラしている
  • 11.気持ちが沈んで暗い気持ちになる
  • 12.何もないのに不安に感じることが多い

 

いかがでしたか?

 

◆1~3個:脳疲労レベル「低」

◆4個以上7個以下の人:脳疲労レベル「中」

◆8個以上の人:脳疲労レベル「高」

 

脳疲労レベルが中~高だった人は、脳疲労予備軍の可能性があります。

 

 

ところで「脳疲労」って?

 

「脳疲労」という言葉のニュアンスで察する人もいるはずですが、説明すると「脳疲労」とは以下のようなものだそうです。

 

脳の神経細胞にアミロイドβタウタンパク質といった物質が溜まることにより、細胞障害性が高まると同時に、炎症が起きているような状態

=脳に不要なものがたまって、機能が低下するという解釈でしょうか。

 

でも脳疲労は自覚症状がないそうです。歯茎や皮膚が炎症した時のようなわかりやすい症状はないのに、身体よりも脳の方が炎症を起こしやすい。そして脳細胞は35歳をピークに毎日10万個ずつ死滅すると言われています。

でも、困ったことに脳細胞は修復不可能。”減らさない努力”が重要視されています。

 

実は脳疲労認知症に忍び寄る影とも言われています。

「脳疲労」にて溜まる不要なもの(アミロイドβタウタンパク質)。このアミロイドβタウタンパク質は、認知症を発症する15年~20年前から脳に蓄積し始めるのです。

恐ろしいことにアミロイドβが溜まりきって、タウタンパク質も溜まりはじめると「軽度認知症(MCI)」へ進行。物忘れの症状も目立ってきて約5年で過半数が認知症へと進みます。

 

認知症は70歳頃からの病気と思われていますが、その原因物質をさかのぼると、実は45歳頃からその原因が始まっていることを考えさせられます。

 

 

特に女性は注意!

 

女性は閉経を境に女性ホルモンの量が急激に減少しますが、これも脳疲労を引き起こす原因となります。

なぜなら女性ホルモンは、「脳のゴミ」とも呼ばれるアミロイドβの蓄積を防ぐ働きをするからです。

 

閉経が脳疲労を促進させること裏付けのように、実は認知症患者の割合は、女性は男性の1.5倍。75歳までの男女比はほぼ一緒ですが、90歳になると男性は約40%に対し、女性は約60%と1.5倍まで増加します。

 

 

脳のアンチエイジング

目には見えない脳疲労を解消するためには、脳に老廃物を溜めない生活を心がけることです。

 

【脳に不要なタンパク質(アミロイドβタウタンパク質)の排出を促すために】

 

■休養

規則正しい睡眠が必要とされます。睡眠時間は最低でも成人で6~7.5時間は必要。「トータルで寝られていればいいでしょ?」という「寝溜め」はおすすめできません。

《睡眠の質を向上させるためのヒント》

  • 眠い時に30分の昼寝
  • ぬるめのお湯で10分以内の半身浴
  • 就寝直前の飲酒・喫煙はしない
  • 就寝前60分はスマホなど電子機器を使わない
  • 昼間に日光を浴びる
  • 汗をかくくらいの運動をする

 

 

■栄養(食事)

普段の食事から摂取する栄養成分でも、脳のアンチエイジングは可能だそうです。聞き慣れない言葉ですが「PS(ホスファチジルセリン)」という成分は、脳内の老廃物を排出する機能があると言われています。

PS(ホスファチジルセリン)」は、他の食品と比べて多く含まれているのは「大豆」ですが、1日の理想的な摂取量100mgを目指すとなると、大豆なら3.5kg、納豆なら100パック分相当。食材から取り入れるよりサプリメントが効率的かもしれません。

なお「PS(ホスファチジルセリン)」は「脳の潤滑油」とも呼ばれています。記憶力・認知力改善をはじめ、ストレス緩和効果、 ADHDの症状改善(注意欠陥多動性障害)、パフォーマンス(集中力)の向上などの脳機能改善効果が報告されているそうですよ。

 

 

最後に

女性の40代といえば、まだまだ家族最優先の生活で、日々ご多忙のことと思います。でも、年を重ねることを考えたら、自分自身にも目を向けるべき時期なのでしょうね。見た目の「アンチエイジング」はもちろんのこと、脳の疲労回復にも気をつけたいものです。

 

 


《記事の情報元は、矢沢一良(やざわ かずなが)教授監修による資料です》

■矢澤一良(やざわ かずなが)教授

早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 研究院教授「日本を健康にする!」研究会会長として、健康的な食生活のための間食の重要性を説く「機能性おやつプロジェクト」を推進。1972年京都大学工学部工業化学科卒業。2014年4月より現職。ヘルスフード科学、脂質栄養学、海洋微生物学、食品薬理学を専門とする。学術論文を130報以上発表(共著を含む)、300件以上の特許を出願している。著書に『機能性おやつ』扶桑社(2012)等がある。

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