「春バテ」って?
春は寒暖差の激しい季節です。日中はポカポカ陽気でも夕方になると冷え始めたり、前日は暖かかったのに翌日は寒の戻りがあったりします。たった1週間の中でも、最高気温が15℃も差がある時もあるなど、体は対応に苦戦する時期とも言えます。
- 寒暖差に対応しようとする影響により、交換神経が優位になると疲労感、倦怠感が出る
- 新生活がはじまりやすい時期につき、不慣れな生活や緊張感で、ストレスを感じやすくなる
- 昼間の眠気、目ざめが悪い、夜眠れないといった、睡眠サイクルの乱れが生じる
「春」とともに訪れやすいこれらの事柄は、自律神経の乱れを誘い、「春バテ」に繋がっていくのです。予防や対策としては、交感神経と副交感神経をスムーズに切り替えることが鍵を握るようですよ。
1秒後からできる「ハンドマッサージ」
どうにもこうにも気だるい時、どうしていますか?スッキリ感を得に整体に行く人や、癒やしをもとめてエステやサロンに行く人もいるかもしれませんが、どちらも時間とお金がかかります。
そこで知っておくと便利なのが、自宅で簡単に、自力で無料でできるハンドマッサージ。
手にはたくさんの神経が通じているので、マッサージをすることで体全体のリズムを整えることができるのです。血行がよくなると、不思議と気分もリフレッシュできますよ。
①両手の指を組んで腕を前に伸ばす。
②呼吸をしながら手首を回す。
③指を組み替え、①②を繰り返す。
⑤「合谷(ごうこく)のツボ」(人さし指と親指の間の付け根)を息を吐きながら押す。
このツボは、親指と人差し指の間にあり、筋肉の緊張をゆるめる効果があるツボです。(親指下の丘のようになっている部分から、ひじの方向に向かって押すと少し痛みを感じる部分)
息を吸いながら逆の手の親指と人差し指ではさむように押し、吐くタイミングで力をゆるめるのがポイントです。
⑥「労宮(ろうきゅう)のツボ」(手のひらの真ん中)を息を吐きながら押す。
手のひらの真ん中に位置しているのが労宮で、自律神経を整える効果が期待できます。
逆の手の親指を使い、合谷とは逆に、息を吐きながら押し、吸うタイミングでゆるめるのがポイントです。
⑦反対の手で、⑤⑥を繰り返す。
お風呂でのケアが理想的
紹介した「ハンドマッサージ」はどこでもできますが、入浴中はさらにおすすめです。手が温まった状態でケアすることで、さらに血流をよくすることができます。
日常では、意識をしないと手の平や指をしっかり伸ばすことが少ないので、これはセルフでも心地よい!手のむくみ感もすっきりし、末端まで血がめぐるので手がポカポカしてきますよ。
なお、自律神経を整えるための入浴のコツは、自分にとって快適なお風呂の温度を知ることです。自分にとって気持ちよいと思う温度で入浴すると、自律神経が整いやすくなるようですよ。
「香り」のヒント
ハンドマッサージは、アロマオイルやハンドクリームを使うのも◎です。お風呂で行う場合は、入浴剤ももちいて、香りの癒やし効果もプラスしてみてください。
選ぶ香りによって、感じられる気分や、体にもたらす影響は異なります。気分をすっきりさせたい時、リフレッシュしたい時、リラックス作用で夜の寝つきをスムーズにしたいなど、いろいろです。
香りと効能について調べはじめると楽しくて切りがなくなるので、ここはあえて楽に「自分が好きな香りを選ぶ」ことをおすすめします。
自分が好きな香り
↓
自分にとって快適
↓
自分の心と身体が欲しているということ
↓
リラックスできる状態となる
なお、今回の記事で情報提供いただいた「アーユルタイム×ホットヨガスタジオLAVA特設サイト」より、おすすめの香りを3種類紹介しておきます。
■ユーカリ&シダーウッド
- リフレッシュしたい人に
- 42℃の熱めのお湯に5分程度
■レモングラス&ベルガモット
- ゆったりした時間を感じたい人に
- 入浴剤なら38℃の少し温めのお湯に15分
■ラベンダー&イランイラン
- 気持ちにやすらぎが欲しい人に
- 40℃のお湯に10分程度
「春バテ」の呪縛から解放されよう
せっかくあたたくなって、本音ではいろいろやりたい季節なのに、どうにもこうにもダルい! 元気が「春バテ」に囚われている人は、1秒後からでもすぐできるセルフハンドマッサージでケアしてみてはいかがでしょう。 身も心も楽しい春が訪れますようにー♡
【資料提供】
■アーユルタイム×ホットヨガスタジオLAVA特設サイト 【関連情報】 ネパール国立トリブバン大学アーユルヴェーダ校監修ハーブ(※)を配合 美しさを引き出すコンディショニングバスソルト「アーユルタイム」 ※:マチルスエキス(保湿成分)
(画像左から)ユーカリ&シダーウッドの香り/レモングラス&ベル
ガモットの香り/ラベンダー&イランイランの香り