「逆上がり」ができるようになることの意味!

ぽい♡ずん ぽい♡ずん | 2019年06月04日

お子さんは鉄棒で「逆上がり」をすることができる?簡単なようで、意外にもできない子供が多いという昨今。実は小学3年生で逆上がりができる子供は、たったの3割だと聞くわ。そして、中には「できなくて何が問題なんだ!」と、練習を拒む子供もいるわよね。でも「逆上がり」には、きちんとした意味があると思うのよ……。

 

「逆上がり」ができなくても生きては行ける?

 

逆上がりができない子供や、練習を嫌がる子供から「できなくて何が問題なんだ!」と言われたこと、ない?

 

はい、おっしゃる通り。

逆上がりができなくても

普通に生きて行けま~す。

 

日常生活で使うかと聞かれたら、答えはNO!

進学や就職の合否に影響することも、ないに等しい。

 

逆上がりができなくても生きていけることは、多くの大人たちが立証済。

しかも、大人になって気づけば「できていた逆上がりができなくなっていた(笑)」なんて人もたくさんいる。それほど、人生に必要のないものかもしれない。

 

「できなくても、大人にはなれる」。

 

このことは、受け止めてあげてもいいわよね。でも、子供達は知らないの。逆上がりができるようになることで、得られるものがたくさんあることを……。

 

 

言葉を体現する力と理解力

 

逆上がりは、腕力、腹筋、背筋が強ければ、筋力だけでも回れてしまうことがあるけれど、子供はそうはいかない。

だから、逆上がりを習得するにはコツが必要なのよね。

踏み切りと振り上げの反動の利用や、おへそを軸に回転するイメージに、肘を最後までのばさないことなど、あらゆる条件が重なって、成功につながるの。

 

その一つひとつの「言葉」を体で表現することができれば、「逆上がり」はできるようになると考えられる。

「逆上がり」=「体現力」

幼い頃に、逆上がりを練習するということは、「プレ・ゴールデンエイジ」に、「体現力」と向き合うことを意味する気がするの。

 

体現する力は、子供が成長するうえできっと役に立つはず。「言われたことを、すぐ体で表現できる」、「目で見た動きを真似して体で再現する」という能力は、スポーツ選手には必須。また造形やピアノといった運動以外のあらゆるものにも、影響はあると思うのよ。

 

 

何に役立つの?

 

逆上がりができる子供は、体の動かし方や使い方を、理解して体で表現できた証だと思うの。

一つ一つの動きには理由があって、それを正確に使うことによって、点が線で結ばれていくように、体が思うように動くこと。たとえ一度に理解できなくても、補助板やタオル練習、ベルトに、体操など、あらゆる練習法を経て、体が理解していく感じ。それを、幼い本能で学べるのが「逆上がり」な気がするのよ。

 

だから子供が成長の過程で、「上手になりたいと思う何か」に出会った時、「逆上がり」そのものは役に立たないけれど、「逆上がりができるようになった経験値」は役に立つはず。

言葉を理解して、頭の中にイメージを作り、それを動作で表現することの基本ができていると、習得までのスピードが間違いなく速いのよ。そして、極端な話、テレビを見ているだけでも能力はアップするかもしれないから。

あとは「達成感」とか、コツを掴んだ瞬間の気づきなど、精神的な成長にもメリットがあるはずだけどね。

 

 

「逆上がり」を練習させればよかった体験談

これは体が大き目なA君の話。A君(当時6才)は、腕力もあり足も速く、ジャンプ力もあり、基本的な身体能力としては高い男の子だったの。

でも全般的に不器用な子で、体の使い方を知らないから「逆上がり」はできなかった。その子のお母さんは、基本的な身体能力に安心して、「体育の時だけだしね」と、結局「逆上がり」を練習させずに、彼はできないまま成長したのね。

 

 

そんなA君も小学校高学年になり、バスケをやるようになった。足は速いし、高く跳べるし、フィジカル的には目立つ選手。でも、どうしても動きがおかしく、活躍できない。シュートのフォーム、ボールの運び方、全てがぎこちないのだそう。

何度練習しても、体に染みこまず、コーチの指導もなかなか体で再現できず、苦労していたそうな。しかも、自分で出来ている時と、出来ていない時の差に、本人が気づくこともままならないのもネックだった。

一つのフォームを習得するのに、人の数倍も時間がかかってしまい、しかも忘れる。これはスポーツ選手で上を目指すには痛いデメリットだと、耳の痛い話を聞かされたと、言っていたわ。

 

そのお母さんが言っていたのよ。「体で表現する力を、小さい頃に鍛えてあげればよかった」って。もちろんまだまだ小学校高学年。これから鍛えるつもりと言っていたけれど、「逆上がりの練習をさせておけば、少しは違ったのかも」と、後悔を話していたわ。

 

 

「逆上がり」のススメ

 

考え方は人それぞれだから「逆上がりができなくても、不自由しないし、まぁ、いいわ~」と、思う人もたくさんいるはず。それはその考えで、否定はしないわ。

そして、「逆上がり」は生きるために必要なものかと問われたら、やはり、できなくても生きていけるというのが答え。

 

ただ、「逆上がり」はきっと、間接的なところで絶対に役に立つと思うの。逆上がりができるようになった「スキルの基本」があるとないとでは、もしかしたらその後の人生の「スムーズさ(楽さ)」に差がでるかも、しれないわよ。

 

 

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