物を少なくする=ライフスタイル
片付け方法として広く認識されている断捨離ですが、本来の意味や目的は「片付けること」がメインではありません。
断捨離は、ヨガの思想である断行・捨行・離行を基に、やましたひでこさんが提唱したライフスタイルのひとつです。
- 断=入ってくる不要なモノを断つ
- 捨=不要なモノを捨てる
- 離=モノへの執着から離れる
断捨離のほか、ミニマリストやシンプルライフを志す方が多い点をみても、モノを減らした暮らしがライフスタイルとして確立していることがわかります。
物を減らすことの醍醐味と目的
モノを減らすこと=断捨離の醍醐味は、モノへの執着を捨てて、自分や家族にとって本当に必要なモノや大切なモノを見極める力を付けること。
モノに限らず日々のタスクや人間関係など、身の回りを整理していくことで、日々囚われるモノやコトが減っていきます。
空間や時間、気持ちに余白を持ち、ストレスを減らすことが本来の目的であり、いそがしい毎日を少しでも心地良く過ごす術でもあります。
次の章からは、実際にモノを少なくすることで、家事で得られるメリットをご紹介していきます。
家事が楽になる5つのメリット
①片付けの時間と労力を節約
例えばボールペンがお家に5本ある場合、5本分を管理する労力や時間が必要になります。
管理するモノの数を減らすことで片付けの手間も減り、労力と時間の節約に繋がります。
ボールペン程度であれば管理するのにそれほど労力は必要ありませんが、車5台と考えた場合、わかりやすいのではないでしょうか。
必要なモノだけを持つ。小さな積み重ねが家事の負担を減らすカギとなります。
②掃除を進んでやりたくなる環境に
床やデスクの上にモノがない状態であれば、掃除の際もモノをのける労力がなくなります。
掃除が億劫な時、その労力が必要か否かで掃除へのやる気も変わってきます。
③モノの紛失が少なくなる
モノの数を限定することで紛失することも少なくなり、モノを大切に扱えるようになります。
これが失くなると今すぐの替えはない!と思うと、自然と所定の位置に戻すようになり、モノの管理がきちんとできるように。
また、必要以上にモノを増やすことがなくなるので、お金の浪費も減ります。
④レシピが考えやすくなる
たくさん食材があれば、どんなメニューにも対応できて困らない!と考えがちですが、限られた食材の中でメイン食材をピックアップできる方が、レシピを考える際にもスムーズ。
たくさん食材があればあるほど、迷ってしまいなかなかレシピが決められない…という経験がある方は多いのではないでしょうか。
⑤買い忘れが少なくなる
トイレットペーパーや洗剤など、ついつい買い置きしておきたくなる日用品。
ストックがあれば安心!と考えがちですが、ストックも目視で把握できる範囲に留めておかないと、買い忘れの原因に。
パッと見てわかる量だけを持つことで、日用品や食材などの買い忘れ防止に繋がります。
身の回りも心も整理して家事の負担を軽く!
不要なモノを削ぎ落としてシンプルな生活に切り替えれば、家事の負担やストレスも軽減。
多くの物を抱え込まず、空間・時間・気持ちに余白を作ることで、自身や家族の生活もより豊かで余裕のあるものになるかもしれません。
毎日の家事が楽になるシンプルライフを過ごしてみませんか。