ジェルネイルとは
一般的にジェルネイルとは、アセトンでオフできるネイルアートのことです。
UVランプやLEDランプの紫外線で硬化できる合成樹脂を爪に塗るので、3~4週間持ち、爪が補強されます。
長期間持ち、爪は強化される。さらにサロンに行かずとも自分でできる…いいことずくめのようですが、いくつか注意すべき点もあります。
- 皮膚に付着するとアレルギーを発症するおそれがある
- グリーンネイル(緑膿菌感染)という爪の病気に感染するおそれがある
などです。
ジェルネイルに挑戦する際は、しっかり知識を身につけ、正しい手順で行ってください。
※筆者はネイル検定等の資格を持っておらず、これまでの経験からご説明しています。ご自身で行う際は、自己責任でお願いいたします。
まずは下準備(プレパレーション)から
リフト(剥がれ)しないためには、まずしっかりと下準備をすることが大切です!
使うものは以下の通りです。
☑消毒用エタノール…ネイル前の手指・爪をきれいにするために使います。
☑キッチンペーパー…同上
☑キューティクルストーン…爪の根本の甘皮を擦り落とします。
☑メタルプッシャー…爪の根元の甘皮を押し上げ、除去します。
☑ニッパー(あれば)…押し上げた甘皮を切り落とします。
■甘皮の除去をしていきましょう
①爪の下三分の一くらいから根本に向けて、メタルプッシャーで甘皮を押し上げます。やりすぎると怪我に繋がってしまいますが、甘皮が残っているとそこからリフトするので、しっかりよく見て押し上げます。
②キューティクルストーンで①と同じように押し上げていきます。
③メタルプッシャーの後ろ側で、根本に溜まった甘皮をかき出していきます。
ニッパーがあれば、押し上げた甘皮を切り落とします。
④甘皮の除去が終わりました。
※お使いのベースジェルにより、このあとの工程が変わります。サンディング(爪に軽く傷を入れる)必要の有無・硬化時間を確認してください。
■ダスト(カス)をしっかり落としていきましょう
①サンディング(傷入れ)が必要な場合は、柔らかいスポンジファイルで擦り、うっすらと傷を入れましょう。
②手を洗うときに使うネイルブラシに、消毒用エタノールを少し付けて爪を擦り、隠れているダストをかき出します。
③キッチンペーパーに消毒用エタノールを付け、水分と油分を除去しましょう。水分・油分が残っているとリフトの原因になります。
④プレバレーションが終了しました。
ベースジェルを塗っていきましょう!
お使いのベースジェルをご準備ください。ジェルによって硬化時間が違うので、しっかりご確認ください。硬化不足・硬化しすぎはリフトや縮みの原因になります。
①筆の先でベースジェルを押し上げるように根本近くまで塗ります。
②エッジまで忘れずにコートしましょう。
③サイドは少し開けて塗りましょう。
④しばらく待つと、ジェルがセルフレベリング(なだらかになる)し、つるっとしたらベースジェル塗布完了。硬化します。
ベースジェル塗布・硬化したあとに、お好みのアートを施していきます。
ベースジェル塗布の上の注意点!
■プロのネイリストさんは爪のサイド、根本を髪の毛一本分だけ開けて塗ると言われています。
セルフネイルはそこまで目指さなくて大丈夫!
むしろ、ギリギリまで塗ろうとすると、爪以外の場所にジェルが付着してしまい、リフトの原因になってしまいます。
また、ジェルは爪に塗るためのものであり、皮膚に付くとアレルギー発症の恐れがあると言われています。
しっかり爪だけに塗りましょう!
■爪の先端は一番ぶつかり、リフトしやすい箇所です。先端部分をコートするようにジェルを塗りましょう。
また、ジェルは硬化するときに若干縮む特性があるので、それを防ぐためにも、先端に引っ掛けるようにジェルを塗布してください。
■慣れない間は、1本~2本塗る度に硬化することをオススメします。
ベースジェルの塗り方次第で、ジェルの持ちが大きく変わっていきます!丁寧に塗っていきましょう。
ベースジェルをきれいに塗れると、持ちがよくなるばかりか、アートも映えてきます!
慣れが必要になりますが、きれいな爪先はモチベーションが上がりますよ!
以上が、基本的なベースジェルの塗り方です。
アート・オフの手順も後日公開しますので、そちらもぜひご覧くださいね♪
■オフ編(8月29日公開予定)
■初心者向けアート編(8月30日公開予定)
※基本的なジェルの塗り方を、経験をもとに記載しています。お使いのジェルによって塗布方法が異なる場合がありますので、説明書をしっかり読んで行ってください。