ジェルネイルのオフは時間がかかる
ジェルネイルは、紫外線で固まるアクリル樹脂を爪にのせるアートです。長期間持つ代わりに、オフはどうしても時間がかかります。
固まった樹脂をアセトンという化合物で柔らかく溶かしていくので、焦らずじっくりとオフしていきましょう。
※重要※
♦アセトンは脱脂する力が強く、頻繁に使用すると爪が傷んでしまいます。使用は3~4週間に1度程度にしましょう。
♦オフのためにジェルを削るので、ダスト(細かい粉塵)が飛びます。メガネやマスクを使い吸い込まないようにしましょう。かなり飛び散るので、お子さんがいらっしゃる際は十分気をつけて行ってください!
♦アセトンは蒸発しやすく、空気より重いため下に溜まっていきます。お子さんやペットが吸わないように、必ず換気をしながら気をつけて行ってください!
どうやってオフするの?
必ず使用するものは画像内赤字のものです。その他、ジェルネイルのオフ専用溶剤(アセトン)をご用意ください。マニキュア用の除光液ではオフできません。
サロンで施術した場合、アセトンでオフできないジェル(ハードジェル)を使用していることがあります。その際はサロンにてオフしてください。
■使用するものとその説明
✅アルミカップ・ネイルオフクリップ・ソークオフキャップのいずれか…アセトンを蒸発させないための用具をどれかひとつ
✅爪の大きさに切ったコットン…アセトンを浸して爪に乗せる
✅メタルプッシャー…柔らかくなったジェルを削り落とすため(メタルピーラーがあると、より傷をつけることなくオフすることができます)
✅キューティクルオイル…爪周りの皮膚を保護するため
✅ネイルファイル…トップ~カラージェルを削るため。80~100グリッド程度のもの
オフしていきましょう!
ファイルを使用する前に、必ずもうひとつのファイルでまわりを全て削るようにしてください!
未使用のファイルは角が鋭くなっているので、皮膚に当たると切れてしまうことがあります。
■ファイルの処理が終わったら、ジェルを削ります。
トップジェルを削り落とし、カラージェルがまだらになる程度まで削ります。
ベースジェルが透明なため、誤って自爪を削らないようによく見て削ってください。自爪とは感覚が違うので、度々触って確認しながら削るとよいかと思います。
①削り終わった爪の周りに、キューティクルオイルを塗ります。脱脂を防ぐために必ず行ってください。
②アセトンに浸して15分程度経過しました。少し浮いて剥がれたところがあります。
(浸すためのグッズは次の章でご紹介いたします!)
③メタルプッシャーで優しく触ると、柔らかくなったところが削れていきます。柔らかい部分を取り除きます。
④ジェルが残ったら、再びアセトンに浸してください。(あまりに固く残っている場合は、もう一度ファイルをかけましょう)
自爪が現れればオフ完了です♪
※注意・ポイント※
♦無理やり剥がすのは厳禁です。爪が薄くなる原因になりますのでご注意ください。あくまでも気長に待ちましょう!
♦ご使用のジェルにより、オフにかかる時間は異なります。様子を見て行ってください。
♦手が冷たいとオフしにくいことがあります。冬場などは手を温めてから行う・オフしている間にホッカイロなどを握るのもよいでしょう。
オフに使う便利グッズはこちら
上記の手順②では、ネイルをアセトンに浸す工程があります。もちろん、そのままアセトンに指を突っ込むのは絶対にNG!!
必ずコットンにアセトンをしみこませて、爪に固定する形で浸透させてください。
コットンを固定する方法はいろいろありますが、特にオススメな3アイテムをご紹介します。
■アルミホイル
一番身近にあるのがこちらではないでしょうか。家にあれば、実質無料ですね♪
アルミホイルを四角く切って使用してもOKです!
■ネイルオフクリップ
挟むだけで簡単なのが、こちらのネイルオフ専用のクリップです。
100均でも手に入りますよ。
■ソークオフキャップ
シリコン製のキャップなので、待っている間に指を動かすことができるのがコチラのキャップです。
こちらもネイルオフクリップ同様、100均でも売られています。
その他にも、オフのためのグッズがいろいろあります。お好みで選んでみてくださいね!
アセトンでオフできるジェルを使用していれば、きちんと削り、じっくり待つことで上手にオフができると思います。時間をかけて、丁寧に行ってみてくださいね!
ジェルネイルは正しいやり方で楽しみましょう♪
ベースジェル編・アート編と連載してきた初心者向けジェルネイルの記事は、オフ編で最後となります!
やってみようかな、と少しでも思っていただけたら幸いです。
✅ベース…手指の消毒・ジェルは皮膚に付着させないように
✅アート…まずはシンプルなものから
✅オフ…自爪を痛めないように・アセトンの取り扱い
特に上記をしっかり守り、ツルツルピカピカなジェルネイルにトライしてみてくださいね!
【この記事のシリーズ】
※筆者はネイル検定等の資格を持っておらず、これまでの経験からご説明しています。ご自身でトライする際は、再度手順を確認してから自己責任で行ってください。