秋の運動会でも油断大敵!「熱中症」対策はしっかりと

KODY KODY | 2019年10月03日

秋の運動会シーズンとなりました。ただし、毎年恒例の開催時期を2週~3週、後にずらす学校も多いようです。中には季節を変えて秋から春に移したという学校もありますよね。秋の熱中症の特徴や、この秋に運動会を控えている方に、前日と当日にできる熱中症対策について、ご紹介します。

 

気の緩む「秋」が危険!

 

「熱中症」と聞くと、真夏のイメージが先行するものです。実際2019年8月上旬は、たった1週間で、1万2千人以上もの人が熱中症で救急搬送されたという記事が掲載されていました。現在、夏が終わり、少し安心している人も多いかもしれませんね。

 

実は、そんな気のゆるみにつけこんでくるのが秋の熱中症!!2019年9月上旬の1週間でも、4千人以上の人が熱中症で救急搬送されました。

 

・体が涼しさに慣れ、暑さに対応できなくなる

・水分補給を忘れがちになる

 

夏の暑い時期は、暑さに慣れて、上手に汗をかくことができるような体になっているものです。それが一旦、涼しさになれてしまうと、汗の質が変わってしまうのだそう。ミネラルが多く乾きにくい汗となり、結果、体温調節が上手くいかなくなるのだといいます。

 

また夏場は体が水分を欲することもあり、水分補給を意識的に行うはずです。これも秋になると忘れがちになるため、自分が思っている以上に脱水症状になりやすいのです。

 

 

運動会前のポイント1「汗をかける体に戻す」

 

目標とするのは、「熱中症になりにくい体づくり」です。ミネラルが少なくて乾きやすい汗を目標に、発汗を促す自律神経反応、汗腺の働きを活性化することが重要だといいます。

 

・やや暑い環境で汗ばむほどの運動をする

・毎日40度で10分ほど湯船に浸かる

 

汗腺を鍛えることで、体は上手に汗をかけるようになるそうです。汗をかく習慣を絶やさないのがポイントですね。

 

 

ポイント2.水分補給の鍵は「ミネラル」

 

暑さに慣れていない時にかく汗は、ミネラルが多いため、注意してミネラルを補給する必要があります。

ただしミネラルの補給は、少しずつ、継続的に摂取することが重要。一気に体内に入れたとしても、結局、血液内に吸収された時にしか効果がないため点滴のように飲む「点滴飲み」がコツとなります。

※例)通常時には1時間にコップ1杯

 

【水分補給におすすめの飲み物】

・ミネラル入りむぎ茶(カフェインゼロで無糖、体温下降効果あり)

・スポーツドリンク(運動時、汗を一気にかいた場合)
・経口補水液(脱水時)

 

 

数日前から準備を

 

熱中症は、当日だけの水分とミネラル不足で突然起こるのではなく、数日前からの不足が原因でも発生します。

子供も、応援や観覧に行く保護者も、下準備をしておくと安心感が高まります。もちろん熱中症対策用の持ち物の準備も忘れずに。

 

【前日にチェック!】

・1時間にコップ1杯、ミネラル入りの飲料(ミネラル入りむぎ茶など)を摂取する

・睡眠をしっかり取る

・栄養バランスの取れた食事をとる

 

【当日のチェック!】

・朝食を必ず食べる

・30分にコップ1杯のミネラル入り飲料(ミネラル入りむぎ茶など)で水分補給

・大量に汗をかいたときにはスポーツドリンクを摂取

・直射日光を避ける

 

【当日の持ち物】

・子供にはむぎ茶のほかスポーツドリンクも

・クールネックタオル

・氷タオル

・ハンディ扇風機

・塩飴や塩分タブレット

・通気性が良い服

・汗を吸収する服

・接触冷感の服

 

 

子供は熱中症になりやすい

 

子供は、体重に比べて体表面積が広く、外気の影響を受けやすいといわれています。

また背が低いため、大人と比べると地面からの照り返しの影響も大きくなります。

体温調節機能が未熟であるため、うまく発汗できず、体温が下がりにくいのも熱中症になりやすい理由です。

子供は「予防」や「対策」への意識をもつことが難しことも、熱中症になりやすい原因のひとつです。何かに夢中になると水分補給を忘れてしまったり、語彙力が低く症状を伝えるのが難しかったりするので、大人が教えてあげる必要があります。

 

本番に向けて子供たちが一生懸命練習している秋の運動会。主役となる子供たちも、応援する保護者たちも、熱中症になることなく楽しい想い出を作りたいものですね。

 


 

【取材協力:ノザキクリニック院長 野崎豊先生】

 

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