ひな祭りの菱餅に込められた願い
ひな人形を飾って、女の子の幸せを願う「桃の節句」。
桃の節句には、ひな人形を飾るだけではなく、昔から甘酒やひしもち(菱餅)、ひなあられといった行事食を食べます。
ひしもち(菱餅)とは、緑、白、桃色が3段重ねになっている菱形のお餅のことです。
このひしもち(菱餅)の3色には、意味が込められていることを、ご存知ですか?
緑 → 健康
白 → 洗浄
桃 → 魔除け
また、緑は芽吹き始めた大地を、ピンクは桃の花を表しているという説もあります。
最近ではあまり食べなくなったひしもち(菱餅)ですが、生命の健やかな成長や、女の子の幸せを願う想いが込められているのです。
映えごはん!華やかな「ひしもち型ごはん」
今回紹介するレシピは、縁起の良い行事食にあやかった、ひなまつりにピッタリのごはん!ひしもちに込められた願いをそのまま食卓に並べることができる「ひしもち型ごはん」です。
「ひしもち型ごはん」のレシピ
【材料】 ひしもち型2つ分
- 牛乳パック 1つ
- 白ごはん お茶碗3杯分
- 桜でんぶ 大さじ1と1/2
- 野沢菜ちりめん 大さじ4
- 青のり 大さじ1/2
【作り方】
1.まず、ひしもち型をつくります。きれいに洗って乾かした牛乳パックを用意します。牛乳パックを横にして、はさみで好きな大きさの輪切りにします。切った牛乳パックにアルミホイルを貼れば簡単に型が作れます♪
(見た目を気にしない方は、アルミホイルは貼らなくてもOKです。)
2.3色ごはんを作ります。3つのボウルにお茶碗1杯分ずつ白ごはんを分け入れます。まず、1つめのボウルに桜でんぶを入れてスプーンでよく混ぜ、桃色のごはんを作ります。
3.次に、別のボウルに野沢菜ちりめんと青のりを入れてスプーンでよく混ぜ、緑色のごはんを作ります。白色のごはんはそのまま使います。
4.1で作った菱形の型に、順番にごはんを詰めていきます。
1番下が緑です。ごはんを入れたら、スプーンなどで上からしっかり押してください。隙間なく敷き詰めたほうがきれいに仕上がりますよ。
その上に白を重ねます。
1番上に桃色を重ねます。
5.最後にケーキ型を抜いて完成です♪
インスタ映え!盛り付けアイデア
子供が思わず歓声を上げてくれるような、ママ友が思わず写真を撮りたくなっちゃうような、盛り付けアイデアをご紹介します。カラフルな映え料理で、ひなまつりパーティーを盛り上げましょう♪
お花ケーキ風デコレーション
先ほど作った「ひしもち型ごはん」をベースに、錦糸卵を散らして、スモークサーモンでつくったバラの花を飾りました。仕上げにベビーリーフを乗せると、さらに彩りがきれいになりますよ。
カップケーキ風デコレーション
プリン型をつかってカップケーキ風に盛り付けるのも、かわいい!
これなら菱形のケーキ型を作る必要もありません。そのまま持って食べられるので、小さいお子さまや大人数が集まるパーティーにもおすすめです♪
ひな祭りを華やかな料理で盛り上げよう!
やっぱり女の子はきれいなもの、かわいいもの、カラフルなものが大好きです。
1年に1度の桃の節句だけでも、心ときめくようなキュートな行事食を作ってあげると大喜びしてくれるはずです。
菱形の型にごはんを入れるだけなので、お料理好きの娘ちゃんなら一緒に作るのも◎。
きっと忘れられない、ひなまつりのステキな思い出になることでしょう。