【悪女のたしなみ】
―あるある!?小話vol.142―
食後のデザートに、「いちご」を
出したある日の夕飯のこと。
母アル子は3人の子どもたちに
「いちごは、ご飯を食べてからだよ!」
っと、伝えました。
そしてハンバーグを完食した
次男のアル次郎が
いちごを食べようとした
そのとき!!
この世の終わりのような顔で
アル次郎が……
「お母さん、ひどい。なんでオレに意地悪するの?」
っと、ワケのわからんことを言い出したのです。
アル次郎のデザートをよく見たら、
「いちご」の半分以上がプチトマトに
すり替わっているではありませんか!
これをアル次郎は【母の意地悪?】
だと思ったというわけです。
(そんな意地悪、母はしないよ・涙)
でも真相は、妹のアル美が
自分のプチトマトと、兄のいちごを
こっそりすり替えていたと判明。
絵:さや子/さや子のブログ : 「ネコイナ」
テレビを見ながらの食事で
気づかなかった兄たちが悪いのか、
悪いことだとわかっていながら、
すり替えた娘が悪者なのか。
いずれにせよ、アル次郎のイチゴは
すでにアル美の腹の中なのであった。
(証拠隠滅!自白はするも、時すでに遅し……。)
【主婦・ママのひとこと】
娘よ、末おそろしい!
(なかなかの策士ですな・・・)