意地悪な子には?「やられたら、やり返せ!ただし1倍返しだ!」

ぽい♡ずん ぽい♡ずん | 2021年09月29日

子どもたちの小さな世界にも、嫌がらせが存在するわ。意地悪をする子のタイプや状況によって対処法はちがうけど……。今回のお話は、いじめというよりは、不特定多数に対して嫌がらせをする子について。投稿者さんの経験談をまじえて、つぶやくわね。

 

登場人物

 

【投稿者:平森サワコさん(30代女性・2児の母)】

平森二郎君(4年生男子・投稿者の次男)

あばれる君(4年生男子・平和太郎君の同級生)

二郎君は、小学4年生の男の子。少し頑固なところはあるけれど、やさしくて、明るい性格だそうよ。

同じクラスのあばれる君は、小柄だけど元気な男子。小学校入学当初から問題視されていて、複数の家庭からクレームが入っている状況だというわ。

 

※このお話は、PN【平サワコさん】さんの投稿をもととした構成です(画像はイメージ)。

 

 

かずかずの意地悪

 

あばれる君は、習慣的に人にちょっかいを出している男子だそう。迷惑と感じている同級生はけっこういたらしいの。

~嫌がらせ・いたずら・意地悪の常習犯~

  • 傘をふりまわして追いかける。
  • リコーダーで背中をつつく。
  • すれ違い際に悪口や暴言を言う。

 

手当たりしだいにちょっかいを出し、先生も注意を繰り返してきた児童なんですって。

そんなあばれる君と、4年生ではじめて同じクラスになった平森二郎君

 

嫌がらせは4月からはじまったというわ。

  • 毎日のように、たたいてくる。
  • ほうきの柄(棒)で、足をひっかけてくる。
  • グーパンチでおなかを押してくる。
  • つねられる、蹴られる。
  • 鉛筆や折りたたみ傘で背中をつついてくる。
  • 消しゴムや小石を投げてくる。
  • 水をかけてくる。
  • 言葉で「嫌だ!」と言っても、しつこく。

 

 

「お母さん、毎日アイツが嫌なことをしてくるんだ……」

 

平森二郎君は先生に相談したけれど、状況はまったく変わらず。2カ月くらいは自分でガマンをしていたそうよ。でも耐えることにも限界があり、とうとう自分のお母さんに話したんですって。

 

教室に入るときにゆううつな気持ちになることや、学校に行くのが少し嫌であることを、お母さんに伝えたのね。二郎君は特に泣くわけでもなく、事実だけを伝え、あとはお母さんの質問に答えただけだったそうよ。

 

自分の息子の状況をはじめて知った母親の平森サワコさん。でも、息子の言うことは片側だけの意見であると、念のため担任の先生に確認したのよね。

 

~先生に確認した結果~

  • 二郎が毎日嫌がらせをされている→先生は知っていた。
  • 母は相手の名前を「あえて」ださなかった→先生は推測ができていた。
  • 二郎が嫌な気持ちで毎日を過ごしている→先生は把握していた。
  • 先生からその児童に指導は?→指導はしているが改善されない。

 

 

「やられたら、やり返せ!母が許す!!」

 

 

担任の先生の対応は、母の平森サワコさん的には超微妙(別記事で執筆予定)。

でも、困っている息子を放置するわけにもいかないわよね。学校や周囲の状況、そしてあばれる君の性格をリサーチし、母が息子に判断した結果が……

 

「やられたら、やり返せ!ただし1倍返しだ!」

~母が伝えたルール~

  • 自分からは絶対に手を出すな。
  • やられたら、100%やり返しても良い。
  • ただし、過剰にではなく、やられた分をやり返すこと。
  • ケガにつながる可能性の高い方法はダメ

 

この約束を守り、あばれる君にやり返すことを提案したのね。もし相手や先生が何かを言ってきたら、そのときに母が盾になるから安心するようにと、母は息子に伝えたそうよ。

 

もともと温厚な性格の二郎君なので、最初は

「できないよ……」「でも……」

「やり返したら、またやられるよね?」

など言っていたみたいね。まぁ確かにね、子どもの中の小さな世界でそれをするには勇気がいるわ。

 

もちろん無理強いはしないけれど、母の考えは対処方法を、できるだけ二郎君本人にゆだねたかったみたい。挑戦してダメなときはもちろん何らかの対処をする心づもりでいたようよ。

 

  • 「やられる二郎が悪い」なんてことは絶対にない
  • 悪いのは完全にあばれる君で、二郎は1mmも悪くない。
  • 悪い方が自由にしていて、悪くない人がガマンをする必要はない。

 

 

反撃!開始!!

 

最初はなかなかやり返せなかった二郎君平森サワコさんは二郎君を攻めることもせず、ひたすら話を聞いてあげたというわ。

ある日、二郎君から「どうすればいいと思う?」と聞いてきたので、「二郎はどうしたいの?」と聞いた母サワコさん。すると、二郎君は解決にむけて挑戦してみたいという意志をあらわしたそうなの。

それからは連日の作戦会議。「どのようなやり返しなら有効か?可能か?」と、一緒に考えていたそうよ。

 

何週間が過ぎたある日。二郎君は反射的にやり返したらしいの。その1回で、あばれる君がひるんだことで、二郎君は手応えを感じたようよ。自信につながったのか、それからは、抵抗する意志を行動にあらわしていったんですって。

 

  • 掃除中にほうきでたたいてきた。→雑巾を投げ返した。
  • おなかやスネを蹴られた。→おしりを蹴り返した。
  • 小石や砂を投げてきた。→危ないものは投げ返さず、髪を引っぱった。
  • 洗浄中の牛乳パックを投げてきた。→水をかけ返した。
  • グーパンチされた・たたいてきた。→平手打ちで頬をたたいた。

 

体格差もそこまでなかったので、二郎君の反撃スイッチが入ってからは、ほぼ互角。最初のうちは意地悪に拍車がかかったあばれる君も、二郎君の反撃がだんだん嫌になってきたみたい。

 

「コイツ(二郎)にやっても、反撃されるからめんどくさい……」。

そんな心理があばれる君にはたらいたのか、自然と意地悪は減ったんですって。

 

 

「やり返さない美学」もあるけれど……

 

「やられたら、やり返す」。その延長線には暴力の連鎖や戦争があるし、世界には悲惨な歴史が多々あったわよね。そして、今の時代は「やられたら、やり返す」と身に危険が迫ることも……。

また大人は「自分がされて嫌なことは、人にはしない」と教えてきたので、「やり返す」という言葉はほめられるような行為ではないの。

 

だから今回の「やられたら、やり返す」という方法が正しいとは言い切れないわ。でもね、母親平森サワコさんの対応は、たとえ正解ではないにせよ、間違いでもなかったんじゃない?

 

  • 学校は解決してくれなかった。
  • あばれる君には話が通じない(担任談)。
  • すでに二郎君はたくさんのガマンをしてきた。
  • 二郎君に非はない(担任にも確認済)
  • 親が介入するのは最終手段に。
  • 誰よりも母は息子の味方。
  • 何も対策しなければ、ガマンの日々が続くだけだった。

 

結果オーライな話になってしまうけど、二郎君にとっては「問題解決」につながる行動だったのだから。

 

もし行動にも移さず、クラス替えまで丸1年間、二郎君がガマンしたとするわ。

大切な小学校4年生という成長の1年を、萎縮しながら過ごすにはデメリットしかない気がする。二郎君が心の負荷を引きずることもあるし、今後の人格形成にも影響することもあるんだもの。

 

子ども10人いれば、問題のパターンも100通りあって、対処方法は1000以上あるかもしれない。その状況のなかで、我が子にあった選択肢を見極められたらよいわよね。

 

 

最後に……

「あばれる君」の親は、何を考えているのやら……。

 

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