封筒貯金(先取り貯金)|やり方・メリット
封筒貯金(先取り貯金)は、用途別に現金を仕分けできる貯金術。入金の日付や金額、使用明細などを書き込むこともでき、収支の管理としても便利です。
~封筒貯金(先取り貯金)のやり方~
- 封筒を用意する
- 積立プランを立てる(積立項目の作成)
- 年間の予算から逆算して、月々の積立金額を決める
- お給料が出たら積立金額を封筒に仕分ける
使用する封筒はふつうの角封筒。表に項目を書けば完成ですが、「月謝袋」を使うのが便利です。
毎月決まった金額を入れるので、先取り貯金にぴったり!受領印もつけられるので、月々のルーティーンや達成感にもつながります。
「月謝袋」はダイソーやセリアなど100円ショップにも売っています。オリジナルのデザインを作っても楽しいですよ。
~封筒貯金(先取り貯金)のメリット~
- 目的別に貯金ができる(他の用途にお金を使わない)
- 達成率を身近に感じることができる
- 手元にお金があるので、積立袋からそのまま支払いができる
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封筒貯金は手軽で簡単!
先取り貯金に向いている!
「封筒」を使うデメリットとは?
用途別の資金を可視化できる封筒貯金。でも、「封筒」を使うデメリットもあります。
- 封筒がシワになってしまう
- 封筒ごと持ち出したい時は、持ち運びに不便
- 封をしないので小銭が飛び出てしまう
そんな封筒貯金のデメリットを、「ファイル」と「クリアポーチ」を使って解決してみました。
■「ファイル」を使う→「封筒貯金ファイル」を作る
■「クリアポーチ」を使う→移動に便利な先取り貯金
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仕分け方法を使い分けると
さらに便利に!!
使用頻度の低い積立は「封筒貯金ファイル」
画像:写真AC
「封筒貯金ファイル」とは、文字通り、仕分け封筒がファイル状になったものです。使用頻度の低い積立金や、使う予定がまだ先の貯金などは「封筒貯金ファイル」と相性が良いですよ。
~例|「封筒貯金ファイル」におすすめの項目~
- 年払いの保険
- 車の税金
- 固定資産税
- 車検や法定点検
- 年末年始|お正月費用
- PTA会費(年払い)
- 自治会費(年払い)
- 交際費(冠婚葬祭・お年玉など)
(※仕分け項目は一例で、各家庭で分類は異なります。)
「封筒貯金ファイル」は、封筒がノート状になっているので見やすいのです。仕分けや管理もしやすく、封筒も劣化しにくいなどのメリットがあります。
「封筒貯金ファイル」は、市販の商品(予算バインダー)もありますが、手作りすることもできます。
~封筒貯金ファイルを手作りする方法~
- 1.しっかりとした紙質の封筒を用意する
- 2.パンチで穴を空け、補強シートを貼る
- 3.角封筒に「先取り貯金」の項目を記入する
- 4.穴を開けた封筒をリングファイルに閉じて完成
リングファイルではなく、クリアファイルを使う方法も簡単です。
~クリアフィアルを使って「封筒貯金フィル」を手作り~
<準備するもの>
- A5サイズのクリアファイル
- 月謝袋(もしくは角封筒)
※封筒はしっかりとした紙質のものを選ぶのがおすすめ。
※封筒は、クリアファイルのポケットにきちんと収まるサイズを選ぶ。
作り方はとても簡単!積立の項目を記入した封筒を、ファイルのポケットに収納していくだけです。パンチや補強シールを使うこともないので、ズボラさんにも手軽。
クリアファイルや封筒は100円ショップで売っているので、たった200円(税別)であっという間に封筒貯金ファイルの完成です。
しかもリングファイルよりもスリムなので、かさばりませんよ。
なお、封筒貯金ファイルで小銭が発生するときは、マジックテープ(両面テープ付)を封筒の口に貼ると便利ですよ。
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用途が確定しているお金が
着実に積立られる!!
外出先で使うお金は「クリアポーチ」が便利
保険料や税金のように支払い日や金額が読めない現金は、外出先で出金することが多いですよね。そんな積立金は、クリアポーチで管理しておくと持ち運びに便利です。
~例|「クリアポーチ」の仕分けに向いている項目~
- 医療費(各種病院代・予防接種)→病院に行くときに持ち出す
- 買物費→衣類や生活雑貨など生活費ではまかなえないときに持ち出す
- ペット関連(動物病院・予防接種)
- 美容&ボディメンテナンス(美容院・エステ・マッサージ・整体)
- 娯楽費(レジャーや旅行、イベント関連)
- 外食費
(※仕分け項目は一例で、各家庭で分類は異なります。)
やり方は簡単。クリアポーチを買ってきて、項目を付けるだけです。筆者が使っているクリアポーチは100円ショップで購入したB6サイズ。
ポケット付のタイプだと、レシートを分けて入れておくことができますよ。
出金後のクリアポーチは、そのまま収納に戻せばOK!次のお給料日に仕分け入金しておくだけです。
なお、おつり(小銭)が出た場合もチャックがあるので大丈夫が、気になる人はチャック付きポリ袋を使うとスッキリしますよ。
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クリアポーチは
「用途別の財布」になる!
出金計画をスッキリさせよう!
月々のお給料は、大きく分けて固定費と変動費にわけられます。
<固定費>(決まった金額を予算取りしている)
住居費、水道光熱費、通信費、保険料(月払い)、習い事費、ローンなど→月額
●税金関係●保険(一括払い)●PTA会費●自治会費→年払い
<変動費>(月によって変動するもの)
食費、日用品費→大枠での予算取りが可能
★外食費★娯楽費★被服費★美容費★ペット費→金額がより流動的
(※仕分け項目は一例で、各家庭で分類は異なります。)
固定費の「●」の項目は、年払いなので「封筒貯金ファイル」で先取り貯金。
変動費の「★」のついている項目は得に流動的で出金額も高いので、「生活費」としてまかなうと月末に家計が圧迫されてしまいがち。そんな変動費をクリアポーチで予算を確保しておくと、家計の資金繰りがラクになりますよ。
なお、今回使用したA5サイズのファイルとB6サイズのクリアポーチは、両方ともダイソーの「自由自在積み重ねボックス」にスッキリおさまります。収納に便利ですよ。
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お金の行き先を決めて
やりくりをラクにしよう!
なお、「生活費」の中から「食費」や「消耗品費」など細かく仕分けをする場合にも、クリアファイルは便利ですよ。